売上を伸ばす仕入れ先とのつきあい方

小林 憲司 [PR]

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コラム#2:商材選びは仕入れ業者の経験頼りも
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コラム#3:多様化するクレーム問題!モンスター化させないヒントは?
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いい仕入れ先に出会っていますか?

ネット問屋kenko卸.comを運営して15年目を迎えますが、今まで様々なお取引先様との出会いを通じて気づいたこと。それは儲かっているネットショップには法則があるということです。利は元にありという言葉がありますが、仕入れ先を大事にしている方ほど、業績が伸びていて、そうでない方ほど退場しているという事実をみてきました。

仕入れ先と意見が合わない経験ありませんか?

ネットショップの運営をしていると、忙しい時間に限って仕入れ先から売り込みの電話があったりするかと思いますが、なんでこの忙しい時間にかけてくるんだ?という経験された方もおられると思います。

仕入れ先の営業マンからすると、自分の会社の取り扱っている商品を販売してもらいたいという気持ちはあるとしても、相手が今忙しいかは配慮すべきですが、ショップさんに、そっけなくされたり、もうかけてこないでと言われると、せっかく儲かるネタを提供したかったのにと残念な気持ちになっているかもしれません。

それぞれ立場は違えど、目的は同じで一緒に儲けましょう!というところなわけです。売り込むタイミングは大事ですけどね。

ただ、売り込みを行う=売れていないから売り込みをしているというケースもあるかと思います。仕入れ先の営業マンからすると、売れていない商品を売れていますよと言って、嘘を言って在庫をショップさんに積んでもらっても、時間がたてばメッキは剥がれるわけです。なので目利きは必要になってきますよね。

売れているショップの神対応

売れているショップはどうしてるかというと、電話ではなくメールでご案内をいただけますか?と仕入れ先に伝えているようです。仕入れ先と意見が合わず、ときには衝突してしまうなんてことを避けるためにもメールでのやり取りで証拠を残すということは大事かもしれませんね。仕入れ先と喧嘩してもメリットはありません。

まずは相手が信用ができる会社かどうかの目利きも大切なのではないでしょうか。ただし、せっかく良い仕入れ先を見つけても仕入先から嫌われてしまうと、商品供給がストップされてしまうといった、苦い経験をされた方もおられるかと思いますが、無理難題を言わなければ相手も人ですので、嫌われることはないはずです。

仕入れ先の担当者は伸びる店舗をこう見ている

EC業界では、ちょっとしたコツで売り上げをあげることができるわけですが儲かっているネットショップさんには共通していることがあります。それは、ネットショップさんから仕入れ先に対して、情報提供を求め、コミュニケーションが十分取れているショップの担当者様がおられることです。何が今売れてますか?とか、求めている商品の在庫はありますか?などちょっとしたお問い合わせが多いネットショップさんは、弊社からの納入金額も多いので、納入額が多い=売り上げが伸びているということになります。


著者

小林 憲司 (Kenji Kobayashi)

高校卒業後、トラック運転手、訪問販売員、歯科技工所の営業マンを経て2001年に起業。2002年有限会社西日本機能食品開発研究所(現、株式会社新日本機能食品)を設立。ネットショップ向け卸問屋“kenko卸.com”を運営。国内のみならず、海外のECサイトへも美容、健康に関わる商材の卸を行っている。

http://www1.kenko064.com/