グッドモーニングアワード2016 総合大賞は「フルグラ」!

ECのミカタ編集部

朝の時間を豊かにしたヒト・モノ・コト

朝の時間を豊かにしたヒト・モノ・コト左上が「フルグラ」 右上が「作りおき」シリーズのレシピ本 左下が「グッドモーニングカフェ」のロゴ 右下が「バルミューダ ザ トースター」

 朝の時間を豊かにすることに貢献したヒト・モノ・コトを表彰する「グッドモーニングアワード」の結果が発表された。「朝時間.jp」主催で、今回初開催であるこのアワード企画には、総合大賞/トレンド・ライフスタイル部門/施設・イベント部門/商品・サービス部門の4つの賞が設けられている。

 第1回目となる「グッドモーニングアワード2016」では、2015年3月位から2016年4月までの期間中の「朝時間.jp」サイトの記事やユーザーからの反響をもとに、「朝時間.jp」編集部がノミネートテーマ21点を選考した上で、ノミネートテーマに詳しいスペシャリストとして外部審査員4名と「朝美人アンバサダー」が、「市場創造度」「話題度」「オリジナリティ」などの視点で評価をし、受賞テーマを選出後、「朝時間.jp」編集部で最終審査をし、各賞を決定した。

受賞したヒト・モノ・コトは次の通り。

【総合大賞】
 総合大賞にはカルビー株式会社(以下、カルビー)の「フルグラ」が選ばれた。「フルグラ」とは、たくさんの穀物と果物が含まれている栄養価に優れたシリアル食品のことで、ご飯やパンに次ぐ「第3の主食」とまで言われています。食物繊維が豊富で塩分が少なく、牛乳やヨーグルトとあわせて食べやすいことから、ヘルシー志向の女性からシニア層まで人気を獲得していて、ここ数年では朝食の定番として定着してきている。また、「フルグラ」は手軽に食べられる朝ごはんということに留まらず、様々な料理でも活用されていて、クックパッドで「フルグラ」を検索すると、2000件以上ものレシピが出てくる。今やカルビーの「フルグラ」は、グラノーラの中で代表商品となっているのだ。

【トレンド・ライフスタイル部門】
 トレンド・ライフスタイル部門では、「作りおきサラダ」から「作りおきスイーツ」まで幅広いテーマを扱った株式会社主婦の友社のレシピ本である「作りおき」シリーズが部門大賞に選ばれた。効率良く用意ができる「作りおき」は主婦だけでなく、働いている人たちの多くから支持を集めたようだ。

【施設・イベント部門】
 施設・イベント部門では、株式会社バルニバービ「グッドモーニングカフェ」が部門大賞に選ばれた。「グッドモーニングカフェ」は、100万部を突破したコミック「いつかティファニーで朝食を」に登場するカフェを私たちの住む町に展開したもので、現在は都内に8店舗ある。早起きして朝食を食べに行く、ソト朝ごはん女子たちに人気のお店であり、朝活のブームを牽引してきた存在でもあるということだ。

【商品・サービス部門】
 商品・サービス部門では、バルミューダ株式会社のパン焼き専門のトースターである「バルミューダ ザ トースター」が選ばれた。同社独自の「スチームテクノロジー」とコンピュータによる「完璧な温度制御」による自動トースト機能で、最高のパンを簡単な操作で焼き上げるトースターとして話題になり大ヒットしている。「朝時間.jp」において朝のトーストアレンジレシピが定番コンテンツであり、そのトーストシーンを豊かにした家電としてノミネートされたそうだ。

グッドモーニングアワード受賞商品の特徴をECに活かす

 ECは自由な時間や場所で取引が出来るということがメリットではあるが、そのメリットのために、幅広い分野を網羅した商品展開をつい考えがちなってしまうのではないだろうか。その一方で、今回グッドモーニングアワードを受賞した、朝の時間を豊かにすることに貢献したヒト・モノ・コトのように、特定の商品分野ではなく、朝という時間に対象を絞り、時間を軸に商品を展開をして成功した例もある。

 グッドモーニングアワードの受賞商品の例から分かるように、特定の分野ではなく時間という軸に目を向けて、朝に求められている商品に絞ってECを展開してみるのも面白い試みかもしれない。


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