スタートトゥデイ、お客様と共に出した送料の結論は?ZOZOTOWNで11/1から新送料

石郷“145”マナブ

 先ほど、株式会社スタートトゥデイは、新しい送料を発表した。11月1日からは「自由」ではない。今年の2月以来、配送料に対して社会が深い関心を持つようになって10月からは値上げもみられ始めた中での送料変更は驚きの「送料自由」だったわけだが、今度提案してきたその価格は果たして値上げなのか値下げなのか。

 その答えは「一律200円」。

 思えば、スタートトゥデイがZOZO TOWNで「送料自由」というニュースを取り上げた際、それはスタートトゥデイの前澤社長からお客様への問題提起であると話したし、お客様はそれにどう答えるのかとその成り行きに深い関心を持って当メディアでも取り上げた。

 結果、ゼロ円と設定したのは全体の43%。価格が高かった一位の福島でさえ、111.73円。全国平均で96円だ。送料の価値を100円程度で捉えているのだとわかった瞬間だったが、お客様が「送料を払うのがふさわしい」とする考えもあったというのも事実。

 それを踏まえての200円だ。スタートトゥデイによれば、その送料は購入金額に関係なくかかるものとしネット通販では頻繁に見られた「送料無料」からの脱却をも意味している。実際に自ら問題提起してお客様の声を踏まえつつ、彼らが出した結論だけにその言葉は重い。また、送料に限らず、過去EC業界でこれほどお客様を巻き込んで、決断をしたサービスはないのではないか。その意味でこの出来事は大きい。そして、彼らはいうのである。お客様が望む100円に近づけていけるように努力していくと。

 11月1日正午からその価格はスタートする。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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