ECデータバンクから「インスタ自動表示サービス」リリース。SNSから購買導線を
ネットショップの効率化・自動化サービスを提供するECデータバンク(まくら株式会社システム開発部門:千葉県柏市)は、ネットショップ出店者向けに、インスタグラムに投稿した写真をインターネット上に商品ページのリンク付きで表示することができるシステム、インスタ画像自動表示サービス「SNS投稿でEC! for Instagram」の提供開始を発表した。
ECデータバンクは、枕をはじめとする寝具・各種睡眠グッズのインターネット販売を行っており、社内にシステム部を配置し、日々の業務を可能な限り自動化・効率化している。
自社用として開発された多くのシステムツールを、2010年よりECデータバンクの名称にて他社ショップへの販売を開始し、2017年12月現在60種類以上のネットショップ支援システムを提供している。
今回そのECデータバンクから新たにリリースされた機能が、インスタ画像自動表示サービス「SNS投稿でEC! for Instagram」だ。
最近ではネットショップ出店者が、ショップや商品のアピールにインスタグラムを利用し、ショップのファン獲得の手段として活用する場面が増えた。
しかし、インスタグラムでは、ユーザーがその商品を「ほしい!」と思っても、買うことが大変な場面が多い。投稿画像のキャプションに入力したURLのリンクが有効にならず、その文字をコピーすることができないからだ。その為、ユーザーは覚えた商品名や品番を打つなどして、自力で商品を探す必要があるのだ。
このようにインスタグラムを経由しての商品購入のハードルはまだまだ高く、売上につながりにくいという現状がある。そこで、インスタグラム経由で生まれた「ショップのファン」たちが商品ページへスムーズに移動できるよう、インスタ画像自動表示サービス「SNS投稿でEC! for Instagram」が開発された。
「SNS投稿でEC! for Instagram」を使うことで、ECショップのトップページやカテゴリページなど任意の場所に、インスタグラムに投稿した画像を、インスタそのままの並びで表示させることが可能になる。さらに、表示された画像にはリンクをつけることも可能で、画像をタップするだけで商品ページなどに移動することができる。
表示画像はインスタグラムに投稿すると自動で更新され、新商品やオススメ商品の集客にも利用することができる。対応ショッピングモールは、楽天市場、ヤフーショッピング、ポンパレモールや、外部から自由にアクセス可能なサーバーがあるフューチャーショップ2、メイクショップ、カラーミーショップ、ショップサーブなどの独自店でも利用可能となっている。
ユーザーのためにも。Webショップ担当者のためにも。
インスタグラムはECサイト運営者のためのツールとして開発されたわけではないので、購買に結びつかなくて当然といえば当然だ。インスタグラムを利用して「どうECに結びつけていくか」がWebショップ担当者の腕の見せ所だと言えるだろう。しかし、自社でこうしたツールを開発することは多くの手間と時間と資金が必要になる。
「SNS投稿でEC! for Instagram」はECショップ運営会社が開発したツールということもあり、ECショップがピンポイントで欲しい機能だといえる。流行のSNSから集客できれば、ユーザーにもWebショップ担当者にも重宝される、非常に使い勝手の良いツールとなり得る。インスタグラムを利用しているECショップ担当者は是非ともこの「SNS投稿でEC! for Instagram」をチェックしておいてほしい。