メルカリの関連サービス「メルカリNOW」など3サービスが提供終了へ

株式会社メルカリのグループ会社である株式会社ソウゾウは、「メルカリNOW」「teacha」「メルカリ メゾンズ」の各サービスについて、順次、サービスの提供を終了することを公表した。

3サービスが2018年8月中にも終了

ソウゾウ社は、近く「メルカリNOW」「teacha」「メルカリ メゾンズ」の各サービスについて提供を終了することを公式にアナウンスした。当該3サービスについては、2018年8月中にいずれも提供が終了する。

「メルカリNOW」は、ユーザーが所有するアイテムを写真で撮影して送信すると査定がされ、すみやかに入金がなされるサービスだ。また「teacha」は、学研およびユーキャンをパートナーとしており、習い事を手軽にマッチングできるサービス、「メルカリ メゾンズ」は、ブランド品専用のメルカリ姉妹アプリとしてそれぞれサービスを提供してきた。

サービス終了時期

「メルカリ メゾンズ」サイトより

3サービスの終了時期については、次のようになっている。

◆メルカリNOW（サービス終了日：8/20）

◆teacha（サービス終了日：8/21）

◆メルカリ メゾンズ（サービス終了日：8/31）

また今回の終了に際して、同社からは、次のようなアナウンスがなされた。

「これまで各サービスをご利用いただいておりましたお客さまには誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。提供終了までのスケジュールや詳細につきましては、各サービスのWebサイトをご確認ください」

経営資源の再配置を実施

さらに同社からは、今回の各サービスの終了について、次のコメントが発信された。

「今回、メルカリグループとして、これらのサービスを終了するとともに一部の機能を『メルカリ』のサービスに追加していくなどの経営資源の再配置を行い、『メルカリ』をはじめとする運営サービスのさらなる品質向上を目指します。また、ソウゾウでは今後も、フリマアプリ『メルカリ』を超える新規事業の創出に向けて、大胆に挑戦してまいります」

コメントにもある通り、今やフリマアプリ市場を牽引する存在として破竹の進撃をするメルカリグループだが、今回の3サービスの提供終了は、旗艦となるメルカリアプリをさらに強化するなど、経営資源の再配置という意味合いが強いことが推察できる。特にソウゾウ社は、メルカリグループの中でも、新規事業の創出に尽力しており、実際に次々に新サービスを生み出してきている。

今回、終了が公表されたサービスの中には、一部機能がメルカリに引き継がれるなど、そのチャレンジがメルカリとそのグループの新陳代謝に大きく貢献しているという側面も見てとれる。すでに確固たる地位を築いているメルカリグループだが、こうした新たなチャレンジを通して進化を続けていく、そのスキームが出来つつあるとも言えそうだ。