アースダンボールが「小サイズ仕切付きダンボール」の格安&小ロット生産に対応

ECのミカタ編集部

株式会社アースダンボールは、ダンボールの制作工程を見直し、極小サイズの仕切りを用いたダンボールについて、低コストで提供できるようになったことを公表した。

小サイズ仕切りの制作には課題があった

同社によれば、これまで通常のダンボール製作方法では1マスあたりの大きさが【縦15cmx横15cmx高さ30cm】程度が最小寸法の限界だったという。理由としては「機械スペックの制約」や「ダンボール加工時の安全面」があり、これらを考慮すると、より小さな仕切りを製作することが難しかったからだとしている。

仮に、より小さな仕切りが必要な場合は、抜型(ベニヤ板に刃物が付いたもの)を用いたプレス加工で製作していたが、抜型を作る際に安くても3~4万円の初期費用がかかっていた。そのため少量でのオーダーメイド注文は、コスト面から現実的ではなかったのだ。

制作工程を見直してコスト削減

制作工程を見直してコスト削減

そこで同社では、これまでの製作工程や加工機械を全て見直し、改良を重ねたそうだ。通常では抜型が必要になる極小サイズでも、抜型を使用せず製作可能になったとのことだ。

改良後の1マスあたり最小値は【縦3cmx横3cmx高さ8cm】となり、これまでと比べるとかなり小さなサイズのアイテムにも対応できるようになった。これにより、サイズとして最小級を中心に様々な寸法で仕切りを1セットからでも格安でオーダー可能になったとしている。

同社は、顧客事業者のニーズに対応し、ダンボールへの1色小ロットや全面フルカラーといった、印刷方法を含めたより幅広い提案ができるようになったとしており、自社で梱包資材を調達しているEC事業者にとっては、新たな選択肢ともなりそうだ。

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