ライオン新ブランド『by me』D2C&ECで展開

ECのミカタ編集部

ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川正純、以下「ライオン」または「同社」)は、新ブランド『by me』を立ち上げ、D2Cサービスを開始することを公表した。

自分に合った香りを自由にカスタマイズ

ライオンは、柔軟剤や衣類ミストで暮らしの香りをカスタマイズするという新習慣を提案する新ブランド『by me』を立ち上げることを公表した。また2023年1月30日(月)からブランド専用ECサイトを開設し、生活者と直接繋がる「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」のサービスとして開始するとのことだ。

◆新ブランド概要

柔軟剤・衣類ミストなどの<無香性のベース>に、好みの香りの<エッセンス>をブレンドすることで、自分に合った香りを自由にカスタマイズできる新ブランド。

▷無香性ベース:ベースソフナー(柔軟剤)・ベースファブリックミスト・ベースリフレッシュミスト

▷香りのエッセンス:My Only エッセンス(全9種類)・Select エッセンス(全11種類)

新ブランドのD2Cならではの顧客体験について

新ブランドのD2Cならではの顧客体験について

同社がまとめる「新ブランドのD2Cならではの顧客体験」については次の通りだ。

◆レシピ検索やAIによる診断を介した香り選び

香りのエッセンスを選ぶ際、「My Blend」では豊富な香りレシピから香りを絞り込む機能を、「Select Blend」では独自のアルゴリズムで顧客に香りをすすめる「by me AI 診断」を提供し、好みに合った香り選びにさらなる楽しみをプラスする。

◆好きな香りを注文の度に指定できる定期便

『by me』の定期便では、注文の度に好きな香りのエッセンスを指定することができるので、様々な香りを楽しめる。

◆SNSを介した顧客とのつながり

『by me』の公式Instagramではさらに深いブランドの世界観や各エッセンスの紹介を、公式LINEではいち早く「お得」なキャンペーン情報などを発信していく。

『by me』は、これらのデジタルツールを活用して生活者との関係を構築し、ファブリックケア分野に留まらない「暮らし」の香りのブランドとして、ライオンのパーパス「よりよい習慣づくりで人々の毎日に貢献する(ReDesign)」の実現を目指す。

目指すのは「顧客と寄り添うブランド」

公表に際して同社では次のように述べている。

「当社は、『より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)』をパーパスに掲げています。コロナ禍を経て日々の生活を丁寧に過ごしている生活者の習慣を、もっと楽しく前向きなものに変えたいという思いから、新ブランド『by me』を立ち上げました。『by me』は、<無香性のベース(柔軟剤・衣類ミスト)>と<香りのエッセンス>をブレンドすることで、自分に合った香りを自由にカスタマイズできるサービスです。また、生活者の声をより早くサービスに反映できるよう、生活者と直接つながることができる『D2C』モデルを採用した事業として新しくチャレンジします。

製品は、ブランド専用ECサイトで提供します。ECサイトやSNSを通じて生活者とつながり、お客様の声を収集し素早く商品やサービスに反映することで、生活者とともに、よりよい顧客体験をつくり上げます。『by me』という名前には、“お客様の自由な感性でお使いいただきたい”、そして、“どんなときもお客様のそばに寄り添うブランドでありたい”という想いをこめました。『by me』を使うことで新しく生まれる、ゆっくり香りを選んだり、次の香りを考えたりする時間が、新しい習慣をつくり、暮らしの中に彩りやときめきを生むことを願っています」

D2Cは、これまでスタートアップ等の比較的小規模な事業者が展開するケースが多かったが、近年、大手のメーカーなどがこぞって参入する動きが活発化している。またECとの親和性も高く、顧客とのロイヤリティ醸成などにも適していることから、こうした点にアドバンテージを見出しているとも言えるだろう。今後、同様の動きが他の大手メーカーなどにも広がるか注目と言えそうだ。

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