【集英社】広告配信・分析サービス『Shueisha Data +』をリリース

ECのミカタ編集部

株式会社集英社(以下「集英社」または「同社」)は、ポストクッキー時代に対応したサービス「Shueisha Data +」(集英社データプラス)の提供を開始した。

広告の価値を最大化

集英社は、ポストクッキー時代に対応して、自社のマンガアプリや雑誌WEBメディア、ECサイトなどで取得した閲覧情報や購買情報などの1st Partyデータを自社カスタマー・データ・プラットフォーム(以下CDP)上で統合し、広告配信・分析に活用できるサービス「Shueisha Data +」(集英社データプラス)の提供を開始した。

集英社では、サービスごとに点在していたデジタル上のデータをCDP上で統合することで、それらをデジタルマーケティングへ活用できる基盤構築を進めてきた。その過程において今回、広告・分析領域で活用するサービスとして、「Shueisha Data +」を8月より提供を開始した。

同社の様々なサービスを横断してのデータ活用が可能となり、集英社が展開する異なるメディア間においても連携した広告配信・分析を行うことができるとしている。

ECを含む集英社各サービスのデータを活用

ECを含む集英社各サービスのデータを活用

同社は、「Shueisha Data +」について次のように述べている。生成したセグメントを用いて、女性誌メディアを中心に横断配信が可能な「HAPPY PLUSターゲティングネットワーク」を新たに広告配信メニューとして展開。これまでも提供を行っていた「外部誘導」、「ダークポスト」などのSNS広告を中心とする外部媒体メニューにおいても、各外部プラットフォームのデータと「Shueisha Data +」独自のセグメントを掛け合わせた活用が可能だとしている。

分析メニューには、各メディアの広告記事タイアップレポートを更に充実させ、記事来訪ユーザーの興味ジャンルや、他の集英社メディア・記事へのアクセス傾向などを可視化できる。同社はこれにより、その後の広告施策に向けて新たな展開や切り口へのアイディアを得られるようになったとしている。その上で同社は「Shueisha Data +」を通して、今後も更なるデータの拡充やメニュー開発を行うとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。


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