STOCKCREWがGMOメイクショップと業務提携およびAPI連携を開始 物流コストの削減、安定したオペレーションが実現

ECのミカタ編集部

STOCKCREW、EC構築サービス提供のGMOメイクショップと業務提携

株式会社STOCKCREW(以下:STOCKCREW)と、GMOメイクショップ株式会社(以下:GMOメイクショップ)は、業務提携およびAPI連携を開始した。

自動化発送の範囲を拡張させる

今回の業務提携、API連携によって、すでに連携している主要なカートやモールとのAPIに加えて、メイクショップと自動化発送可能な範囲をさらに拡張させる。実現できる内容としては、主に以下の項目があげられる。

◆コスト削減
利用した分だけの請求であり、保管料は体積計算となる。商品1点あたりの体積で計算することによって、流動性の高い商品や小さい商品の特性に応じた効率的な保管費用の提供が可能。

◆すべての物流情報を一元化&見える化
API連携によって、注文情報の連携から出荷後の送状番号の連携までCSVのアップロード作業などの事務作業を簡略化可能。5つの機能(商品管理、入荷管理、受注・出荷管理、在庫管理、請求管理)がある顧客専用のSTOCKCREW受注在庫管理システムを無償で提供する。

◆安定したオペレーションと顧客満足度向上
AMR(自律走行型のピッキング補助ロボット)を活用し、人とロボットが共働することで生産性と品質向上を実現。オペレーションの統一で発送までのリードタイムを短縮し、14時までの注文を即日出荷が可能に。

市場での販路を拡大するためのサポートを提供

STOCKCREWは今回の業務提携について、以下のようにコメントしている。

「今回の業務提携により、makeshop byGMOをご利用のEC事業者へSTOCKCREWサービスを提供出来るようになります。EC事業を始める上で最初の関門になるのはショップへ訪問してもらうことですが、集客のためにSEO対策・Instagramショッピング機能・CRM・外部媒体広告等、多くのサービスを無償で提供しているGMOメイクショップのスタートアップを支援する姿勢は、STOCKCREWのMissionである『世界を面白いモノで埋め尽くす』をさらに加速させていけると確信しました。12000社を超えるEC事業者が利用するmakeshop byGMOとのAPI連携により、市場での販路を拡大するためのサポートを提供します」。

事業者の課題を解決する手段として期待

EC市場は毎年成長基調にあり、2022年も昨年比5.37%(市場規模約14兆円)で成長を続けている。スマートフォンの普及により誰もが簡単に商品を販売できるようになった一方、競争の激化に伴い、広告費や物流費などのコスト増加が事業者にとって大きな課題となっている。

今回、STOCKCREWとGMOメイクショップによる業務提携、API連携は、そうした課題を解決する一助となることが期待されるだろう。自律走行型ロボットを活用することで、発送までのリードタイムを短縮しながらのコストカットを実現。ピッキングミスを減少させ、全体的なサービス品質の向上にも貢献するはずだ。

現在は「2024年問題」に端を発する運賃の値上げ、コスト増加への対策が急務となっている。こうした状況において、今回の業務提携、API連携は多くの事業者の運営体制をサポートするだろう。今後の動向に期待したい。


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