ネットコンシェルジェ、2,000店が参加するショッピングSNSの本格展開に向け2億円を調達

ECのミカタ編集部

ネットコンシェルジェは第三者割当増資を実施し、総額2億337万5,000円を調達
ショッピングSNS「People & Store」を「#Cart」に名称変更し、本格稼働
大手ブランドを含む2,000店が出店し、公式ユーザーとして100名以上の著名人が参加するショッピングSNS

2,000店のECサイト、100名の著名人、13万人の登録会員が集う「♯Cart」

株式会社ネットコンシェルジェ(以下、ネットコンシェルジェ)は、アーキタイプベンチャーズ株式会社およびフューチャーインベストメント株式会社の2社を割当先とする第三者割当増資を実施し、総額2億337万5,000円を調達したことを4月27日に発表した。

ネットコンシェルジェは、今回の資金調達により、2015年4月26日まで試験運用していたショッピングSNS「People & Store(ピープル&ストア)」の本格的な展開に向け、マーケティング強化と人材拡充を予定している。「People & Store」は、大手アパレルブランドや百貨店などの有名ネットショップから、地方のネットショップまで、大小合わせ2,000店以上が参加。また、人気モデル、著名アーティスト/クリエイターが公式ユーザーとして100名以上が参加しており、こだわりのライフスタイルを発信することが人気となり、登録会員数は13万人にのぼる。現在、「People & Store」は、「#Cart」に名称変更され、本格稼働している(https://cart.st/)。

「#Cart」に会員登録すると、買い物ごとに商品券などと交換できる「#Cartポイント」が、各ネットショップのポイントと同時に貯まる。また、ユーザー一人ひとりにレコメンドされた商品情報を受け取ることができ、お気に入りの店を「フォロー」すれば、店の最新商品などすべての情報を受け取ることもできる。

無料のサイト作成ツールなどを使って、誰もが手軽にECサイトをオープンすることはできる。しかし、集客までは容易にしてくれない。SNS上での口コミ、著名人の紹介による商品や店舗の情報を拡散してくれる同サイトは、集客に悩むEC事業者の目に魅力的に映るだろう。ネットコンシェルジェは、HPで「#Cart」を“消費者とネットショップのマッチングサイト”と述べている。月間来訪者数は10万人で、1日の店舗への送客数は4,502人にも達するとのこと。


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