オプト、低コスト・低リスクの中国越境ECサービスを開始

ECのミカタ編集部

オプトホールディングは、海外法人向けECモール「京東全球購」と公式パートナー契約を締結
京東集団は、現在中国のECモールで第2位の規模を持つ
簡単で低コスト・低リスクにて中国越境ECに挑戦できるサービスを提供

オプトホールディング、中国越境ECサイトへの第一歩!

株式会社オプトホールディング(以下「オプトホールディング」)は、中国ECモール大手の京東集団傘下である海外法人向けECモール「京東全球購」と公式パートナー契約を締結した。日本におけるクライアント企業の誘致及びサービス運営などの関連業務を京東全球購より授権した。

これにより、京東全球購内「日本館」への日本のクライアント企業誘致及びサービス運営業務や、京東全球購内「日本館」に日本商品専門のモールを開設を推進した。この他に、地方・中小企業の中国市場への販路拡大を目的としたプロジェクトや、中国におけるEC事業に参入し、2017年に売上100億円を計画している。

京東集団は、現在中国のECモールで第2位の規模を持つモールである。2014年の流通総額は2,602億元(約5.2兆円)、2015年上半期の流通総額は2,032億円(約4兆円)と引き続き高い成長を維持している。(決算資料より)

2015年8月31日、京東全球購内に日本商品専門のモールである「天喜日本生活専営店」(日本商品専門のECショップ)を開設した。現在中国では「安心・安全・高品質」を理由に、日本製品への注目が高まっているが、一方で企業が単独でEC出店をするには多額の初期コストやリソースを必要としているため、「中国越境ECに挑戦したいが、リソースやコスト面で難しい」という企業に、簡単で低コスト・低リスクにて中国越境ECに挑戦できるサービスの提供を開始した。店舗の運営は、現地の合併会社である天喜動力電子商務有限公司にて行う。また、9月8日時点で日本のクライアント企業70社から受注があり、2015年末時点で200社、2017年末までに2,000社からの受注を計画している。

「京東全球購内日本館」にて、オプトホールディン及び天喜動力電子商務有限公司が運用する「天喜日本生活専営店」へ商品を卸すことにより、中国進出が可能となるサービスである。少ない工数と低コストで開始することができるため、中国越境EC第一歩として最適な手段だ。

出店企業には「出品商品の選定」「契約締結」「商品情報の送付」「日本倉庫への発送」のみを担当して、中国への発送や翻訳業務などはオプトホールディングが担当する。また、出店に際してかかる費用は初期費用(一部)と配送費(一部)のみになる。保証金、決済手数料、カスタマーサポート構築/人件費、広告宣伝費、倉庫代、関税、制作費、翻訳費などは全てオプトホールディングが負担する。

また、中国越境ECへの参入を目指す企業、重荷地方・中小企業へのサービス提供をメインとしており、本サービスはオプトホールディングの子会社であるソウルドアウト株式会社と連携する。

オプトホールディングは、昨年より中国初の広告国家プロジェクトである中国(深せん市)新媒体広告産業園に外資系企業として唯一参画し、中国での事業を推進した。香港オプト、深せんオプトを中心に、現在企業と合併会社を2社設立、約1,300平米のオフィスに159席の座席数を増えるまでに成長した。現在は「中国政府と連携したインターネットマーケティング分野における事業推進」「成長著しい、EC分野へ参入し、EC事業を推進」「インキュベーションセンターを運営、中国版シリコンバレーの構築へ」「オプトグループのアセット、マーケティングソリューションを中国に輸出」の4つのテーマをメインに事業を推進している。


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