動画からショッピングできるEC新時代!SHOWHALL

石郷“145”マナブ

動画からダイレクトに商品購入や情報入手ができる
その映像はファッション誌で見られるような世界観
動画の必要性に合わせる形で、今後、新機能を追加し、拡大していく

動画だから伝わるストーリー、それをショッピングに繋げる

 スマホの画面上で、ファッショナブルな女性が軽やかに舞う。その動画をタッチすると、商品がクローズアップされて、その商品が購入できるとしたら。それを叶えるアプリが産声をあげた。

 株式会社SHOWINDO(以下、SHOWINDO)は、動画を直接タッチしてショッピングを楽しむ アプリ「SHOWHALL」( iOS ・Android対応)をリリースした。動画を配信するだけでなく、体感的な売り場を提供するというのが、コンセプト。動画を視聴している時に欲しい商品を見つけたら、その場でタッチをして、動画からダイレクトに商品購入や情報入手ができるようになっている。 ​

 実際に、アプリをダウンロードしてみると、いくつかの映像を選択できるようになっており、選ぶと、その映像が流れる。映し出される女性の衣服などにタッチをすると動画は停止し、動画上にプラスのアイコンが出て、サッと「白セーター」等と表示され、これをクリックすると、ショッピングサイトに飛ぶというわけだ。

 広告代理店の調べ(※1)によると、スマートフォンによる動画の視聴経験があるスマートフォンユーザーは80%を超え、「ほぼ毎日動画を視聴する」という回答も25%に達している。 映画やドラマのように集中して動画を視聴する場合だけでなく、スマートフォンでは「スキマ時間」に動画を見るケースが多く、日常的な情報収集が、文字から「映像と音」へと変化しているのではないか。

 また、広告媒体としても、これまで雑誌などで掲載されてきた写真広告に比べて、動画によるプロモーションコンテンツは情報量も多く、ユーザーの購買意欲を高めるきっかけになる可能性を秘めている。そうした中において、だからこそ、SHOWINDOは、動画を閲覧して興味を引く対象があれば、その場ですぐにタッチをし、商品購入や情報入手ができるシステムの開発を進めてきたというわけだ。

 近年ではテレビ・インターネットを問わず、ストーリー性を重視するプロモーション動画も増えてきた。特にアパレル業界では、単に素材やデザインを告知するだけでなく、「こんな風にファッションを楽しんでください」といったイメージを伝え、購入してからの幸せなイメージを想起させるような広告手法が展開されている。だからこそ、こうした提案の仕方は、多くの企業にとって、必要とされる可能性をもっていると言ってよい。広告動画プラットフォームとして魅力的なツールに育てていきたいとしている。今後、期待が持てるコンテンツと言って良い。

※1.株式会社博報堂DYホールディングス「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

石郷“145”マナブ の執筆記事