7&iグループのオムニセブンで商品購入、セブンイレブンで受取

石郷“145”マナブ

omni7に感じる、セブンアンドアイHDのオムニチャネルへの本気!

 株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ・ホールディングス)は、リアルとネットを融合した世界唯一のオムニチャネルサービス『omni7(オムニ・セブン)』を 11 月 1 日にグランドオープンする、と発表した。

『omni7(オムニ・セブン)』では、セブン&アイ・ホールディングスグループに当たる、セブン‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、そごう・西武、ロフト、赤ちゃん本舗、セブンネットショッピング、セブン&アイ・フードシステムズ、セブンカルチャーネットワークの合計8 社の商品を集めたサイト。購入した際、全国に約 18,000 店を展開するセブン‐イレブン店舗で、受け取ることができるのだ。具体的にセブンイレブンで受けられるサービスは、①留置きサービス拡大、②店舗での返品・返金サービス、③店舗でのお急ぎ受取りサービス(※関東 1 都 6 県、約 7,000 店)、④店舗への 365 日配送(※関東 1 都 6 県、約 7,000 店)、⑤店舗での接客端末による御用聞き(※当初 6,000 店、順次拡大)などとなる。

 また、日本を代表するデザイナー佐藤オオキ氏が、『omni7』の クリエイティブディレクターに就任するなど、セブン&アイ・ホールディングスの力の入り具合がうかがえる。 「シンプル&上質」をテーマに、『omni7』のロゴおよび 梱包材のデザイン、Web サイトの監修を実施。 ①黒を基調とし、モノトーンで構成しつつ、差し色にセブン‐イレブンの オレンジ色を配したシンプルなロゴ。 ②Web サイトは、全体の色味を抑え、見やすく、検索しやすいものに。 ③梱包箱のデザインは、ロゴのスクエアの部分をパターン化して配することで、 ロゴと連動したデザインとなっている。

セブンアンドアイ HDの強みをフル活用で、お客様を強力サポート!

セブンアンドアイ HDの強みをフル活用で、お客様を強力サポート!

 ライフスタイルが多様化する現代において、『omni7』が存在することにより、業態を超え、リアルな店舗のみならず、ネットでの買い物においても安心・安全な新たな買い物を体験できるようになる。また、こうしたサービスは、コンビニエンスストアや百貨店、スーパー、専門店等、さまざまな業態を有するセブン&アイグループだからこそ実現できる、いつでも、どこでも、欲しい時に、あらゆる商品・サービスを利用できる、これまでにない新たな買い物スタイルといっていい。同社の強みをフルに活かしたこのサービスは、EC業界にも与える影響は大きいと言えるだろう。
 
 グループ内のネット通販で注文した商品を、希望のセブン‐イレブン店舗で、自宅や勤務先、出張先の近くなど、都合の良い時間に受取ることが可能となれば、言うまでもなく、お客様にとって、利便性が向上され、同グループの通販を使う大いなるメリットになる。最近は、生活習慣の多様化や、女性の社会進出などによって、配達に関してのサービス向上は各社で求められている。たとえ、時間指定をしても、その時間まで合わせて待っているのがストレスになるとか、遅い時間だと受け取れないなどの悩みがあったりしても、セブンイレブン店舗で受け取れれば、そういった問題に対して答えることができるだけでなく、各通販サイトでの顧客の満足度の向上につながる。以前も書いたが、こういう機会を作り出すことで、お客様がセブン‐イレブン店舗に通う機会が増え、それがきっかけで物を買うなどの行動が生まれれば、店舗での売り上げ向上につながり、グループにおける相乗効果を大きく引き上げることにもなろう。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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