AZULに「アリペイ」導入で、会計が楽々に!

ECのミカタ編集部

中国の大型連休に合わせ、導入を開始!

株式会社バロックジャパンリミテッド(以下、バロックジャパンリミテッド)が展開するファッションブランド「AZUL by moussy(アズールバイマウジー)」は、増加するインバウンド需要へのサービス強化のため、1月28日より新宿店で、決済サービス「支付宝/Alipay(アリペイ)」を導入した。日本国内のアパレルブランドでは、初めての導入である。中国における大型連休「春節」(本年は2月7日から13日)に合わせ、インバウンド需要が最も高い新宿店から導入を開始した。

「アリペイ」とは、世界有数な決済プラットフォームとして、実名認証のユーザー数を4億人以上抱えている。圧倒的な強さを持つネット上のオンライン決済の他に、資産運用商品やリアル店舗向けの対面決済サービスも大きく展開し、中国国内の60万加盟店および海外の5万加盟店で利用することができる。決済方法は、スマートフォン等のモバイル端末で「アリペイ」のアプリから決済用QRコードを表示させる。それをタブレット端末にかざすだけで、中国の口座から即時引き落とし決済が可能である。

アズールバイマウジーの新宿店の地下1階から地下3階のうち、3フロアで「アリペイ」の決済が可能となる。今回の導入により、同点にて2種類のキャンペーンを実施する。イベント期間は、2月9日から4月8日までである。イベント内容は、期間中1回に限り累積1000元の購入で100元のお年玉を付与する。さらに、2月9日から15日の春節期間中は一回の決済にて、500元以上の購入で50元を即時割引する。なお、1元は約20円となり、期間中に1ユーザーは1回のみ適用される。

今回の新宿店導入後に利用状況を確認し、順次、他の「アズールバイマウジー」店舗、およびバロックジャパンリミテッドの展開する他のファッションブランドの店舗においても導入の拡大を検討する。

春節が来ることによって、日本に中国人が増加し、またもや「爆買い」の予感である。それに備えて、「アリペイ」などの準備をしておくことで、その効果を最大限に引き上げることができる。特に、バロックジャパンリミテッドは、通販でも売上が良好な店舗であり、これらのユーザーが通販に流れ込む可能性を持っており、ここで取り組むことは、自分の国に戻ってからも買い続けることも意識している。インバウンドへの配慮が通販にまた新たな局面を生むわけだが、それがバロックジャパンリミテッドでいうと、どんな結果をもたらすのかは、当メディアとしても注視していたい。


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