Yahoo!第3四半期決算発表!急成長のeコマース事業

利根川 舞

記者の論点:既存の市場だけでなく、新たな市場を開拓していくことで、ユーザーにとっての、「欲しいものがある そしてお得な売り場」へと成長している。

施策は計画通りに遂行。次期にも期待!

 今月2日、ヤフー株式会社(以下「Yahoo!JAPAN」)の2015年度 第3四半期の決算説明会が行われた。発表者は代表取締役社長兼CEOの宮坂学氏と副社長執行役員兼CFOの大矢俊樹氏だ。

第3四半期の売上高は1,964億円で、前年同四半期比82.6%増、営業利益は431億円で前年同四半期比13.7%減となった。

事業別に見て行くと、eコマース関連事業はジョッピング事業の取扱高の成長率が飛躍的に加速しており(前年同四半期比48.3%増)、売り場の活性化に伴ってショッピング売上高も増加している。また、オークション関連事業の取扱高は安定成長を持続している。

広告関連事業はスマートフォン広告売上高が順調に増加し、前年同四半期比30.4%増となった。また、YDN(ディスプレイアドネットワーク:Yahoo!JAPAN提携サイトのコンテンツページに広告を表示する)等の売上高は引き続き好調に推移しているという(52.2%増)。一方で、PC経由の検索連動型広告売上高は減少基調である。

最後に、クレジットカード事業であるが、第3四半期時点の有効会員数は180万となった。これは連結子会社化以降有効会員数が3倍に拡大したためである。また、eコマースと連携したマーケティング施策が奏功し、Yahoo!JAPANカードの稼働率が7割以上に上昇したそうだ。

2015年下半期では施策が計画通りに遂行され、想定通りの効果を得ることができたという。主要事業の目標として、eコマース市場では、国内流通総額の拡大、決済金融事業では決済金融関連サービス利用者の拡大、メディア事業ではメディアパワーの拡大を進めて行くという。

今年は「Yahoo!JAPAN 20周年 感謝祭」も実施予定!

eコマース国内流通総額は4291億円(前年同四半期比32.2%増)となり、そのうち43.6%がスマートフォン経由であったという。

また、Yahoo!JAPANでは、ストア数の増加、商品数の充実に注力しており、ストア数は前年同四半期比54%も増加したというから驚きだ。

そして、商品数の充実だけでなく、販促にも注力しており、昨年には11月11日を「いい買物の日」としてイベントを実施。取扱高は前年同日に比べて約7倍にもなった。そして、年末には「全員まいにち!ポイント5倍」キャンペーンなどを実施された。これらの販促活動により、ユーザーがお得に買物をする機会を創出し、対象期間の取扱高はなんと過去最高記録を更新したという。

Yahoo!JAPANではYahoo!ショッピングだけでなく、リユース事業のヤフオク!も運営しているが、2015年では中古車の卸売り市場や不動産市場(おうちダイレクト等)の開拓もおこなっており、今後もリユースの潜在市場をヤフオク!が先駆者として拡大していくという。

今後、Yahoo!JAPANサービスの利用者に、eコマース・決済・会員サービスの併用を促進していくというから、Yahoo!ショッピングやヤフオク!はますます盛り上がりを見せるに違いない。また、Yahoo!JAPANは今年設立20年目となることから、「Yahoo!JAPAN 20周年 感謝祭」を予定しているというから、こちらも非常に楽しみである。今年もYahoo!JAPANから目が離せない1年になりそうだ。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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