ヤフオク!の中古車・新車カテゴリが大幅リニューアル!

利根川 舞

記者の論点:利用しやすい環境をつくることで、これまで潜在していた利用者層の獲得を狙う。

女性が見ても楽しめる!工夫されたUIにも注目!

 本日、ヤフー株式会社(以下「Yahoo!JAPAN」)が運営する、日本最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」は自動車の「中古車・新車」カテゴリを大幅にリニューアルした。

Yahoo!JAPANのオークション関連事業の取扱高は8,000億円を越える規模でありながらも、一桁半ばから後半の成長率を維持しており、潜在市場を鑑みるとヤフオク!の成長は今後も持続可能だという。

現在Yahoo!JAPANでは、「売買しやすい世界の磨き込み」「家庭に眠る埋蔵品の発掘」「自動車、不動産市場の開拓」に注力している。5分に1台のペースで自動車が売れているヤフオク!ではあるが、そういったことを背景に、リニューアル後はユーザーがさらに簡単に、自分にあった車を探すことができるよう変更されている。

また、サイトの利用者の中には女性も多く、女性が見ても楽しめる要素を多く取り入れたUI設計となっている。



ヤフオク!「中古車・新車」カテゴリのポイントはココ!

 主な変更点は3つ挙げられる。1つ目に、カテゴリページのデザインを刷新し、検索機能が充実。具体的には、車種や価格、年式などユーザーがこだわりのある条件を複数指定して検索することができる。他にも、メーカーや出品地域、ボディタイプなどからも検索することができるようになった。

2つ目に、検索結果ページだ。検索条件を絞り込む際の絞り込みの条件を指定して検索することができるようになり、これまで一覧で表示されていた走行距離や年式に加え、出品地域、修復歴などの項目が追加された。

3つ目は、出品フォームと商品ページだ。中古車の落札後の手続きで必要となる費用の目安について、項目が追加された。

欲しい車が決まっているユーザーは”ダイレクト検索”ボタンで好みの条件をまとめて入力できる一方で、車探しが初めての人でもすぐに検索できるようになっており、3万台の中から簡単に車を探すことができる。

「ヤフオク!」の「中古車・新車」カテゴリを利用する人は、趣味で利用する人ばかりではない。だからこそ、初心者でも使いやすいように配慮がなされているわけである。もしも、そのカテゴリに精通した人だけが利用しやすいデザインであったなら、今後利用者の増加が見込めるだろうか?それはもちろん「NO」だ。それは通常のネットショップでも同じことで、デバイスの種類が豊富になるに伴って、どんなデバイスでも見やすいサイト作りがさまざまな企業のネットショップで行われていることだろう。リピーターを育てる前に、まず、利用してもらうこと。売上げをあげていくための基本的な部分であることは間違いない。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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