季節商材がターゲット?詐欺サイトにご注意を!(BBソフトサービス調べ)

利根川 舞

記者の論点:一時的に利用者が増える季節商材がターゲットになりやすいようだ。詐欺サイトの被害に遭わないだけでなく、詐欺サイトに利用されてしまった時の対応も考える必要がありそうだ。

今後はホワイトデーや新生活がターゲットになる可能性が!

 ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社(以下「BBソフトサービス」)が、2016年1月度のインターネット詐欺リポートを発表した。

2016年1月度はバレンタインデーに便乗した詐欺サイトが検知されたという。プレゼント用の高級チョコレートのほか、バレンタインデープレゼントとしてブランド品のセール販売を装う詐欺サイトも検知された。

このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれ、自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性がある。

さらに2月から4月にかけて、ホワイトデーや新生活をターゲットにした商材の詐欺サイトが急増することが予想されるため、BBソフトサービスは注意喚起を促している。

詐欺サイト検知数は前月より増加!

詐欺サイト検知数は前月より増加!

 詐欺サイトの総検知数96万6,635件で、前月比14.4%増加した。インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが50.73% (前月比9.87ポイント減)、フィッシング詐欺サイトが42.39%(前月比9.45ポイント増)、マルウエア感染サイトが0.65%(前月比0.36ポイント増)、ボーガスウエア配布サイトが4.99%(前月比0.13ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが1.24%(前月比0.07ポイント減)であった。

今月頭にはフィッシング対策協議会がAmazonを名乗る詐欺サイトが存在することについて注意喚起を行ったことは記憶に新しい。Amazonの他にも規模の大きい企業が詐欺サイトに名前やデザインを転用されてしまうという被害も出ている。詐欺サイトの被害に遭わないようにすることも重要であるが、もしも詐欺サイトに自分のショップを名乗られてしまった場合風評被害にあってしまう可能性もある。そういった時の対応も、頭の隅に置いておく必要がありそうだ。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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