【朝刊】オイシックス、移動スーパーから何を得る?(5月19日版)

利根川 舞

夏が近づいてきた!そう実感する日が多くなってきました。しかし、その前に梅雨が…。今年の梅雨を乗り切るための新しい折りたたみ傘を探し中です。

さて、今週もあと2日!時間はあっという間に過ぎていきますよ〜!

ウェブとリアルの融合で、加速するECの進化

 昨日掲載した記事の中に、オイシックス株式会社(以下「オイシックス」)がシニア向け移動スーパーとくしを運営する株式会社とくし丸(以下「とくし丸社」)を連結子会社としたことを発表したものがありました。

 インターネットで特別栽培農産物や無添加加工食品など、安全性に配慮した食品を販売するオイシックスと、スタッフがおばあちゃんたちにお薦めしたい商品ばかりを選りすぐって販売しているとくし丸。業態は違えど、どちらも厳選された商品を販売しているという意味では共通しています。

 オムニチャネル化を進める企業も多い中、今回のとくし丸社子会社化はオムニチャネル施策の一環とみることもできるでしょう。

 そういえば、「オムニチャネルって実際どういうことなの?」という質問をたまに受けることがあります。簡単にいえば、オムニチャネルとは実店舗やECサイトをはじめとする、販売チャネルや流通チャネルを統合し、それによってどのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現することを言います。

 どちらも販売できるようにすることで、ユーザーを増やすこともできますし、ユーザーをうまく回遊させることができれば、ユーザーのタイミングに合わせて、どちらかを利用してもらえるため、サービスからの離脱を減らすことが可能です。

 消費者と顔を合わせて販売し、リピーターを増やしてきたとくし丸とインターネットを介してリピーターを増やしてきたオイシックス。どちらにとっても有益な取り組みとなりそうです。そして、両者の強みや蓄積されたノウハウが合わさることで、「豊かな食生活を、より多くの人に」提供できるようになることでしょう。

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記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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