埋蔵データをお宝に。CRMサービス「ダレニダス!」新登場

利根川 舞

低コストでスキル不要!新発想の顧客セグメントサービス

 通販コンサルティングの株式会社トリノリンクス(以下「トリノリンクス」)が、販売データを基に顧客を5つのセグメントに分類し、プロモーションを最適化する新サービス「ダレニダス!」を開発。5月26日より受付を開始する。

 「ダレニダス!」は、年商 2 億円以下の小規模通販事業者及び小売業や飲食店などを対象とした、「顧客の買う・買わない」を見分ける新発想の顧客セグメントサービス。CRM戦略上の核となる顧客セグメンテーションに特化することで料金を抑え、シンプルな運用設計でCRMの導入を容易にした。

 CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、特定顧客との継続的な関係を構築し、その顧客群に対して最適なマーケティングを行う経営手法をいう。顧客満足度を向上させることにより、リピーターにつなげるなど、ECサイトにおいてもリアル店舗のような対応が求められ始めている今、売上を上げるためにも、重要視され始めている。

 中小企業が、その必要性を感じながらもCRM導入に踏み込めない3つの障壁として、システムの導入コスト、専門知識の欠如、自社の規模では時期尚早と誤解してしまうというものがある。それらの障壁を解決するために、「ダレニダス!」は安価で、悩まず簡単に導入できるCRM展開というコンセプトで開発された。

悩むことなく最適なCRMを展開!

悩むことなく最適なCRMを展開!<顧客セグメントの概要>

 販売データを独自の分析手法により解析し、顧客を扱いやすく且つ効果の出やすい5つのセグメント、「稼ぎダス」「次にダス」「救いダス」「メールダス」「選びダス」に分類する。そうすることでユーザー企業はセグメント別のマーケティング施策事例を参考に、悩むことなく最適なCRMを展開することができる。

 例えば、「売上と収益の双方を最大化する」、「休眠客を掘り起こす」など、目的に応じたマーケティング 施策が簡単に実行できる。また、顧客セグメントを様々なパターンで組み合わせて、より高度なCRM戦略を構築することも可能だ。

 データの分析には大手通販事業者向けのサービスで培った高度な解析手法が採用されており、高い精度でセグメントされるため、最大6カ月間はメンテナンスが不要となる。また、データは全て顧客番号で取り扱うため、個人情報は一切開示する必要がない。

 CRMを向上させるためのサービスの中には商品提案や商品購入などのウェブ接客や問い合わせ管理など、様々なサービスがある。EC通販市場が拡大し、利用者が増えていく中で、よりリアル店舗に近づいた対応が求められるようになってきている。例えば、商品提案することで購買率を向上させたり、クーポンを提示することでカゴ落ちを防止するなど、サービスの精度は日に日に進化している。

 先にあった3つの障壁、システムの導入コスト、専門知識の欠如、自社の規模では時期尚早と誤解してしまうなど、なかなか導入に踏み切れないEC事業者も多いことだろう。今回発表された「ダレニダス!」は50,000円(税込)から利用できる上、スキルも不要ということで、EC事業者がCRMへ取り組むためのきっかけとなり得るサービスだ。

 トリノリンクスでは、「中小企業こそCRMの導入効果が高い」との思いから、「ダレニダス!」の普及によりCRM導入企業の裾野を広げ、小売業界の活性化に貢献していくという。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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