ギフトの購入場所は店舗からECに変化?【マイボイスコム調べ】

ECのミカタ編集部

昨年で何らかの贈り物をした人の割合は…

昨年で何らかの贈り物をした人の割合は…

 マイボイスコム株式会社(以下、マイボイス)は、3度目となる「ギフト」に関するインターネット調査を4月1日から5日に実施した。

 昨年1年間に何らかの贈り物をした人は7割弱であり、過去調査と比べて減少傾向にある。女性50代以上では9割弱に達する一方、男性20代では3割と低くなっている。また、贈った回数は「2~3回」(30.1%)がボリュームゾーンである。

 このギフトを贈った機会に関しては、「誕生日」(54.7%)がトップで、次いで「お中元・お歳暮」(42.4%)、「母の日」(32.9%)となった。その後、「手土産・ご挨拶」「クリスマス」「バレンタインデー」「父の日」「ちょっとしたお礼・お返し」が2割台で続く。また、これらの贈り物は、女性が男性を10ポイント以上上回る。さらに、「お中元・お歳暮」は50代以上、「誕生日」は若年層、「父の日」「母の日」は20~40代、「出産祝い」は女性20・30代で比率が高い。

 ギフト選定時の重視点は、「相手の好みにあうか」が62.2%と最も多い結果となった。その後は「贈り物の内容が状況にふさわしいか」「もらった人が喜ぶか」、「価格が高すぎたり安すぎたりしないか」が4~5割で上位にあがっている。

オンラインショップで購入する人が4割強!

オンラインショップで購入する人が4割強!

 ギフト選定時の参考情報に関しては、「店頭の商品」(39.5%)の他、「贈る相手の希望」「オンラインショップの商品情報、口コミレビュー」「家族・友人・知人の意見」が各2割弱で上位にあがっている。その中でも「贈る相手の希望」は、女性が男性を約11ポイント上回る。購入場所別では、『コンビニエンスストア店頭』は「テレビ番組・CM」、『カタログ通販・ギフトカタログ』は「ギフトカタログの冊子」、『オンラインショップ』は「オンラインショップの商品情報、口コミレビュー」が最も多くなっている。

 ギフトの購入場所が、「オンラインショップ」「デパートの店頭」が4割強、「専門店・小売店」「ショッピングセンター・モール」「スーパーの店頭」が2~3割である。30代・40代では「オンラインショップ」、50代以上では「デパートの店頭」が1位となった。また、「ショッピングセンター・モール」は女性若年層で比率が高く、女性20代で6割弱となっている。

 「オンラインショップ」で購入した理由に関して、次のような理由があがった。「選びやすくラッピングなどの希望もしやすい。またポイントやクーポンのほか、お得に購入できるという点が大きい。支払い方法もあらかじめ分かっており、予算の計画も立てやすい。」(女性29歳)さらに、「お中元やお歳暮はネットでまとめて送ってしまうと楽なので、もう百貨店の窓口まで出かけることはなくなりました。」(男性44歳)という理由もあった。

 以前までは、お店に行って「ギフト」を選ぶことが当たり前であった。しかし、ECが充実してきて、ECでの購入も増えてきた。理由は様々あるが、やはり、忙しくて時間が無いときでも頼むことができ、商品の品揃えが豊富で選びやすいことにあるだろう。もうじき「父の日」がやってくるため、EC上でギフトが盛り上がることだろう。


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