Yahoo!熊本支援開始から一週間後の実績は?

ECのミカタ編集部

Yahoo!に集められた熊本への想い

 4月14日に発生した熊本地震の支援として、ヤフー株式会社(以下、Yahoo!)が5月19日より開始している取り組み「Yahoo!ショッピング 熊本地震復興支援」が、一週間後の25日までに集めた募金総額等の実績を発表した。

 この取り組みは、Yahoo!ショッピング内対象商品1点購入につき、10円の応募ができるというもの。しかもこの10円の募金は、購入者が負担するわけではないので、Yahoo!ショッピングユーザーは普段の生活の中で特別無理をすることなく継続的な支援を行える。(支援の詳しい内容についてはこちらをチェック。⇒https://goo.gl/csgY7N

 当支援を開始した19日より、続々と支援に参加する店舗が増え、現在では参加店舗が2,000件を越えている。そして、開始から1週間、8万3千件以上のユーザーからの支援が集まり、募金総額は833,710円(注文数83,371件)にまで及んだ。

 結果として、わずか1週間の間でこれだけの募金が集まったわけだが、この支援のどういったところが人々の支持を集めたのだろうか。

ECが広げる支援の輪

 熊本地震に対して誰しもが何か力になりたいと思っているわけだが、実際には”支援の仕方がわからない”と気持ちを引っ込めてしまう人も多いはずだ。また、一般消費者の中では考えにくいものの、有名人が震災支援を行ったときには、その動きに対して何故か批判の声も集まった。

 そういった背景もあることから、誰でも気軽に無理せず参加できるYahoo!の支援方法は、多くのユーザーから支持を集めたのだろう。

 そして、地震発生からおよそ1か月半が経った今、被災地で活躍した自衛隊にも本日5月30日付で撤退の指令が下った。しかし、現地での震災の爪痕は深く、まだまだ支援を必要としている地域もあるはずで、その支援の輪を広げていく必要がある。

 ECの底力が見られるときは、まだこれからだ。ECの力を利用して支援の輪を広げていく、その勢いをここで終わらせてはならない。


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