楽一番が中国BtoC向け越境EC物流ルートを独自に構築。利便性と安心感を低コストで実現

ECのミカタ編集部

 株式会社アドウェイズ(本社:東京都新宿区、以下アドウェイズ)のグループ会社で、海外配送サービスを手がける株式会社楽一番(東京都新宿区、以下楽一番)は、日中の各パートナー企業と連携して中国BtoC向け越境EC物流ルートを構築し、本格的にサービスを開始した。

 「楽一番」は“国境を感じさせないEC体験”を提供する海外配送代行サービスを運営。都内にFC(フルフィルメントセンター)を完備し、365日入出荷に対応している。中華圏、東南アジア、欧米諸国のユーザー向けに圧倒的安さと速さで配送するだけでなく、ECサイト向けに配送と広告を融合した海外販売ソリューションも提供している。

 その「楽一番」は、これまでの日本郵便やDHL等の配送方法に加え、より低コストで2016年4月に制定された中国越境EC総合税を納める配送方法を模索してきた。

 今回、日中の輸送業務と通関業務に長けた複数企業と連携し、広州、天津、青島、北京の各地税関を通したテスト配送を重ねた結果、日本国内の楽一番配送センターから中国ユーザーの手元まで、低コストかつ10日程度で配送が可能なBtoC向け越境EC物流ルートを独自で構築・確立した。

 適用税率も通常11.9%と従来の配送方法と比べ、大幅に下げることが可能となり、徴税や通関で止められるケースを敬遠していたユーザーにとって、高い利便性と安心感を低コストで提供できるようになった。

ますます磨きのかかる楽一番のきめ細かいサービス

ますます磨きのかかる楽一番のきめ細かいサービス

 「楽一番」の強みであるWEBプロモーションも随時実施しており、今年7月には累計取扱荷物数が126万個を超え、前年を29%上回るペースで進捗している。顧客数の増加に伴い、多言語でのカスタマーサービスの体制を強化して対応しているという。

 すでに盤石かと思われていた楽一番のフルフィルメントサービス。まだまだ改善の余地があると、ブラッシュアップしていく姿勢にとても好感が持てる。世界一の巨大市場となった中国へ向けた販売網はEC事業者にとって大きなプラスとなるだろう。

 楽一番のサービスは、これから越境EC参入を目指している事業者にとって大きな拠り所であり、業界を牽引しているサービスであることは間違いない。EC業界の発展のためにも、今後ますますの発展を期待したい。

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