「配送負担の軽減・配送コストの最適化・再配達率の低下」が可能になる新しい発送代行サービス『クラウドロジ®』の提供開始

ECのミカタ編集部

スタークス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 上ノ山慎哉、以下「スタークス」)は、物流業界全体の課題解決を目指す新しい発送代行サービス「クラウドロジ®」の提供を開始した。

マーケット・イノベーションを追求

スタークス社は、「マーケット・イノベーションで社会課題を解決し、世界に新しい可能性を拡げる」をミッションに掲げるベンチャー企業だ。製品やサービスそのものではなく、その背景に存在する「市場の構造」を変えるマーケット・イノベーションを追求している。

現在は、Eコマース市場が抱える人手不足や発送・配送の効率化などの課題を解決するサービスの開発・提供を行っており、将来的には、Eコマース市場だけでなく、世界のさまざまな領域に存在する社会課題をマーケット・イノベーションによって解決することを目指すとしている。

そのスタークス社が、物流業界全体の課題解決を目指す新しい発送代行サービス「クラウドロジ®」の提供を開始したのだ。

倉庫そのものをクラウド化する『クラウドロジ®』

倉庫そのものをクラウド化する『クラウドロジ®』

「クラウドロジ®」は、アナログな物流業界をテクノロジーで最適化するクラウド型プラットフォームサービスです。コスト・品質・拠点分散などEC物流を最適化することが可能になっている。

同社は2015年から通販企業の商品の管理・伝票発行・梱包作業など、発送業務を一括で代行する「リピロジ」を、化粧品や健康食品、食品など単品リピート通販企業を中心に450社以上に提供してきた。

この「リピロジ」が、AIによる需要予測データの蓄積により、全国に14拠点ある提携倉庫に在庫を分散させ、最適な拠点から配送することが可能となり、物流倉庫そのものをクラウド化するプラットフォーム「クラウドロジ®」として、新たにサービス提供することになったのだ。

同サービスの導入により、AIによる需要予測に基づき、全国に拠点を分散させた倉庫に荷物を在庫させる。そこから荷物を出荷することによって長距離輸送を減らすことができ、少ない人員でも効率的に配送することが可能になる。

また、倉庫の拠点分散により輸送距離が短くなり、近いエリアへの地帯別配送料金に設定することができる。同社によれば、運送距離が短くなるので、配送エリアによって10~20%ほど配送費を抑えることが可能となるという。

さらに、大きな段ボールではなくポストインサイズの梱包を推奨することで、購入者の不在時にも荷物をポストに投函することができ、再配達の削減に寄与する。

AIで物流の課題を解決

AIで物流の課題を解決

同サービス開発の背景には、ネット通販の拡大に伴い荷物を運ぶドライバー不足の深刻化がある。この件は、ドライバーの長時間労働による負担や事故のリスクも含めて、社会問題となっている。さらにドライバー不足による配送の遅れも問題になっており、企業活動や個人の生活にも影響が出始めている。

このような物流危機に対し、「配送の負担を軽減する」アプローチで、物流のクラウド化(在庫分散)サービスを提供するに至ったのだ。AIで需要予測を行い、在庫を複数の倉庫に分散させることで、配達距離、時間、コストを最適化していく「クラウドロジ®」。活況を呈するEC市場を支える物流の課題解決への一手として大いに期待したいところだ。

【突撃取材】サービス提供開始より2年。 リピロジが「クラウドロジ」に進化する!


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