越境EC初!日本のEC商品が台湾コンビニで受け取れる!

ECのミカタ編集部

tenso社が台湾ファミリーマートとサービス連携し、「転送コム」を利用することで日本のECサイトの商品を台湾ファミリーマートと全店舗で受け取ることが可能
米国、中国から日本のECサイトで購入された2014年の金額規模は総額1兆931億円
tenso社は国内約700サイトの海外発送をサポートしている

コンビニ受取可能でユーザビリティが向上!

国内ECサイトの海外発送をサポートし、海外発送数ナンバーワンの「転送コム」を運営するtenso株式会社(以下「tenso社」)は、台湾ファミリーマートとサービス連携した。2015年9月16日より、台湾ユーザーは「転送コム」を利用することで日本のECサイトの商品を台湾ファミリーマートと全店舗で受け取ることが可能になる。

日本の越境EC市場は、訪日外国人の増加や円安による追い風を背景としたインバウンド消費の増加に呼応し、オンラインでも日本の安心・安全でクオリティが高い商品に対する需要がさらに高まっており、規模が拡大している。経済産業省の調査によると、米国、中国から日本のECサイトで購入された2014年の金額規模は、総額1兆931億円(対前年比132.9%)、2018年は2014年と比較して198%の2兆1,746億円と、今後も継続的に拡大すると予想されている。

tenso社は、国内約700サイトの海外発送をサポートしており、業界ナンバーワンとなる年間160億円規模(対前年比197%)の商品を海外に発送している。発送先の国・地域の上位に台湾も含まれており、台湾を戦略的な重点エリアと位置付けている。一方、台湾では世界でも有数のコンビニ出店密度になる程のコンビニ大国であり、コンビニでの荷物の受取が一般的になっている。そこでユーザビリティの向上を図るべく、コンビニでの荷物の受取を可能にするため、台湾ファミリーマートとのサービス連携に至った。これにより、台湾への発送数を前年比200%以上の規模拡大を目指している。

サービスの流れは会員登録をし、商品購入の手続きをする。海外ユーザーはオンラインで買い物をする時は、住所を入力し、「配送方法選択」でファミリーマート店舗受取を選択し、決済する。発送は、転送コム倉庫に送られてきた商品を転送コムが海外に発送する。受取に関しては、ファミリーマート店舗受取を選択した場合、到着の確認とともに関税の発生の有無もメールで確認することができる。ファミリーマート店舗で荷物を受け取り、関税が発生した場合は支払う。

海外の利用者からは、配送手段、決済手段が多様であることや、複数のサイトでの購入でも同梱できることなど、高いサービスレベルが評価され、会員数は50万人となった。特に中国、香港、台湾、アメリカ、オーストラリアへの配送が多く、年間160億円規模の商品を海外に配送している。昨年対比200%のスピードで拡大し、ECサイト商品の海外発送数は国内最大級の実績がある。


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