希望する決済手段が無いと〇割の人がカゴ落ちする?オンラインショッピングに関する最新調査【Paidy調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社Paidy(東京都港区、代表取締役社長:杉江 陸、以下、Paidy)は、2018年3月に、18~59歳の男女約1,000人を対象に、オンラインショッピング時に使用する決済に関する調査を実施し、その結果を公表した。

有効回答数1,034名

オンライン後払いサービスの牽引役であるPaidyが、オンラインショッピング時に使用する決済に関する調査を実施して内容を取りまとめ、その結果を公表した。

Paidy(ペイディー)は、日本初の翌月おまとめ払いの EC 向け決済サービスとして、2014年10月にサービスの提供を開始した。決済はメールアドレスと携帯電話番号の入力だけで瞬時に行われ、事前の会員登録は不要、クレジットカードがなくても利用できる便利なサービスとして多くのユーザーから支持されている。クレジットカードを持っていない、あるいはその利用に抵抗があるユーザーも手軽に利用できるため、Paidyの導入企業は、新規顧客の獲得やコンバージョン率の向上が期待できる。

そのPaidy社が行った今回の調査では、最新のオンラインショッピングやオンライン決済の利用動向はもちろん、どうしたらカゴ落ちを抑制できそうかなど、EC事業を展開する上で参考となる示唆的な情報を含め興味深い内容となっているようだ。以下その中身を見ていこう。

<調査概要>
調査名:買い物に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
対象年齢:18歳~59歳の男女
調査対象:半年以内にオンラインショッピングを利用した方
調査期間:2018年3月22日(木)~27日(火)
有効回答数:1,034名

認知後が増す翌月払い・後払いのサービス

各決済手段の認知度を全体でみると、クレジットカードが97.7%、代金引換が93.9%、電子マネー・プリペイドが87.3%の順で高いという結果になった。Paidy(ペイディー)を含む主要な後払い・翌月払いの認知度は50.2%で、後払い・翌月払い決済を個別にみると、Paidyが2017年に実施した同様の調査と比較し、いずれも5ポイント以上の増加となっている。

後払いや翌月払いサービスを利用したい人の割合は?

オンラインショッピングで買い物をする際に最もよく利用している決済方法について質問したところ、クレジットカードを最もよく利用しているとした人が72.6%とトップになった。前払いが5.9%、代金引換が5.4%と続く。後払い・翌月払いを選択した人は2.7%だった。それに対し、普段利用しているショッピングサイトで利用したい決済サービスについて質問をしたところ、30%を超える人が後払いや翌月払いを利用したいと回答した。

希望する決済方法がないとカゴ落ちが発生する?

オンラインショッピングにおいて、希望する決済方法がなかった場合の行動について質問したところ、「他のサイトで購入する」が55.4%を占めた。次いで「希望と異なる決済方法で購入する」が27.5%、オンラインショッピングでの購入自体をやめる16.3%の順で高いことがわかった。実に70%を超える人がそのサイトでは購入せずに離脱することになる。

決済の操作性や手軽さはやっぱり大事?

各決済手段を利用した理由について質問したところ、後払い・翌月払い全体では、「後払いでいいから」という理由が最も多く、54.2%を占めた。2番目に「操作が簡単だから」と「セキュリティ面で不安がないから」が20.9%で続く。Paidyの利用者についてみると、「後払いでいいから」を選んだ人が42.9%と最も多いものの、後払い・翌月払い全体平均の約2倍の38.1%の人が「操作が簡単だから」を選んでいる。その後に、「購買時にクレジットカード情報を記入する必要がないから」と「決済手数料がかからない・安いから」が19.0%となった。

決済手段の充実でECを成功に導く

今回の調査から同社は、オンラインショップでのカゴ落ち率(ユーザーの離脱率)を低下させるためには決済手段を拡充することが重要であることが明確になったと分析する。その点でクレジットカードを持っていなくても利用できるPaidyには大きなアドバンテージがあると言えるだろう。

EC事業を展開する上で避けては通れない決済手段の確保と拡充。カゴ落ちを発生させないためにも、ユーザーの視点に立ち、より多様な決済手段への対応が求められるとも言える。

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