楽天が日本郵便と提携、受取サービスの拡充を図る

今春より都内郵便局等で商品受取サービスを開始

楽天株式会社（以下、楽天）は15日、日本郵便株式会社（以下、日本郵便）と連携し、商品受取サービスの拡充を図ることを発表した。

まずは楽天が運営する楽天市場の商品受け取りを、都内の郵便局をはじめ約30ヵ所に日本郵便が設置予定のゆうパック受取のためのロッカーを使用して受け取りを行うサービスを今春より開始する。

サービス導入の背景と概要

EC市場が活性化する昨今、ユーザーの商品受取方法に関する需要も多様化してきている。このユーザーニーズの多様化に対応するため、楽天では日本郵便が提供するロッカーを使用した受取サービスの拡充を行う。

こうすることで一回の郵送で宅配が完了可能となるほか、多様化するユーザーのライフスタイルに合わせた商品の受取が実現する。日本郵便にとっても配送効率の向上につながる。

同サービスは2015年4月以降に開始する予定で、楽天市場で商品を購入した場合、配送方法において新たに希望する日本郵便のロッカーを選択する項目が追加される。

ロッカーを選択した場合に配送が完了するとユーザーにパスワードが記載されたメールが届き、指定の日本郵便のロッカーにパスワードを入力して商品を受け取るという形になる。

楽天と日本郵便は今後も配達効率やユーザーの利便性の向上を目指した物流インフラ構築の実現に取り組んでいくとしている。