ガリバーが中古車通販に参入

ECのミカタ編集部

ガリバーが中古車のインターネット通販を開始
3月1日から楽天市場に、4月からはヤフー!ショッピングでの販売を開始
ネクステージに次ぐガリバーの進出で中古車はネットで買う時代に

まずは楽天、ヤフー!ショッピングで販売、自社サイトでの通販も視野に

中古車買い取り・販売最大手のガリバーインターナショナル(以下、ガリバー)は、3月1日より中古車のインターネット通販に参入することを発表。3月1日から楽天市場に、4月からはヤフー!ショッピングでの販売を開始し、年内には自社サイトでのネット通販も視野に入れている。
楽天などで販売する中古車は「購入から5年未満」「走行距離5万キロメートル以下」「一定水準以上の評価点」などの条件を満たす国産車。価格帯は諸費用を含め200万円以下の6種類で、タイヤやオイルなどの消耗品8項目を新品に交換し、最長10年間の保証付きで販売する。まずは300台程度の出品となるとのこと。
ガリバーは、買い取り専業店を全国展開して業者間市場に売却するモデルで成長。消費者向けの小売店も相次いで出店。また販売店では自社店舗で買い取った中古車を自社内システムで検索できるようにしている。だが、ネットで購入までを完結する仕組みは今回が同社にとって初の試みとなる。

中古車もネットで買う時代に

中古車通販においては、すでに株式会社ネクステージとアマゾンジャパンが組んで事業を開始。アマゾンにネクステージが「出店」するカタチで、人気の国産車マーチ、レガシィ、ノアなどを昨年6月より販売している。店舗販売に比べコストが下げられるための低価格販売。手軽さや「総額表示」による明瞭さ、1週間以内であれば返品OKといったサービスで人気を集めているようだ。
そもそも、中古車の情報集めはネットから行うという人は少なくない。軽自動車の増税を背景に「少しでも安く買える」ネットでの中古車購入は、あって当たり前のサービスではないだろうか。また通販なら、海外からの需要にも充分に応えていけるだろう。今回の中古車最大手のECへの乗り出しで、もはや「中古車はネットで買う時代」だと言えるようになったのではないだろうか。


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