J.フロント、約100億円の千趣会への資本参加でEC事業を強化

ECのミカタ編集部

J.フロントが千趣会の株式22.6%を約100億円で取得
資本業務提携を行い、千趣会を持分法適用関連会社化することに決議
EC事業に精通する千趣会のノウハウを活かし、通販事業を強化

J.フロントが女性向け通販「ベルメゾン」を手掛ける千趣会へ資本参加

大丸松坂屋やパルコなどの百貨店を運営するJ.フロント リテイリング株式会社(代表取締役会長 茶村 俊一 以下、J.フロント)は、通販事業「ベルメゾン」を主力とする株式会社千趣会(代表取締役 田邉 道夫 以下、千趣会)と資本業務提携を行い、千趣会を持分法適用関連会社化することに決議したと4月17日に発表した。

J.フロントは、千趣会が行う増資を引き受けるなど22.6%の株式を計9,995,490,000 円で取得(買い付け価格1株846円)。また、業務面でも提携し、商品や販路などの共同開発を進めていく。J.フロントは、女性向けファッション通販「ベルメゾン」など、EC事業に精通する千趣会のノウハウとブランド力を最大限に活かし、これまで課題となっていた通販事業の強化を図り、売上拡大に繋げていく考えとのこと。

ネット通販大手の千趣会とリアル店舗の強みを持つJ.フロントの融合は、互いの販売チャネルを活用した新たなビジネス展開を見せていくだろう。昨年は、セブン&アイ・ネットメディアが株式会社ニッセンホールディングスを買収するといった動きがあったが、今後もこうしたネット通販とリアル店舗を持つ事業者の連携は広がっていくものと思われる。


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