「KARTE」を提供するプレイド、5億円を調達

ECのミカタ編集部

「Fidelity Growth Partners Japan」などから5億円を調達
調達資金で製品全体のパフォーマンス向上を目指す
グローバル展開に向けた準備も進行

5億円の調達で更なるパフォーマンスの向上を狙う

ウェブ接客プラットホーム「KARTE(カルテ)」を提供する株式会社プレイド(本社東京都渋谷区、代表取締役 :倉橋健太、以下プレイド)は、Fidelity Growth Partners Japan(本社東京都港区、代表:デービッド・ミルスタイン)と既存株主であるフェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合(磯崎哲也氏と新生企業投資株式会社<本社東京都千代田区、代表取締役社長:松原一平>が共同で運営)を引き受け先とする第三者割当増資を実施し、5億円を調達した。
これにあわせて、デービット・ミルスタイン氏が社外取締役に就任した。

プレイドは以前にも資金調達をしており、これまでは人員の強化に充ててきた。
2度目となる今回は、サポート体制の強化や開発体制の増強へ充て、製品全体のパフォーマンス向上を狙う。

「KARTE」はユーザー情報や訪問パターン、滞在時間に応じたメッセージの配信を行うことで、リアル店舗と同様の「相手とその状況にあわせた接客」をウェブサイトでも可能にしたサービスだ。2014年9月にクローズドβ版が提供され、2015年3月に一般公開された。

ウェブサイトに数行のコードを埋め込み、パターンを選択するという簡単な導入方法にも関わらず、導入の瞬間から来訪者の特徴や行動を解析し、来訪者に合わせたメッセージ配信などが可能となる。もちろん、HTMLやCSSを使ったデザインのカスタマイズも可能だ。

リアルタイム解析を実現した独自解析エンジンやデータを活用したあらゆる施策を柔軟に実現できる自由度の高さ、あらゆる外部サービスと連携する拡張性が評価され、大手サイトが相次いで採用。一般公開から4ヶ月という期間で解析したユニークユーザーは2億人を超えた。

リアルタイム解析によって実現したウェブ上における個々の来訪者への柔軟な接客により、来訪者の満足度は向上したであろうが、資金調達によって導入企業・ウェブサイト訪問者、両者の更なる満足度向上が見込まれる。


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