商品購入時、口コミを参考にする人は6割弱!

ECのミカタ編集部

2015年7月1日~5日の期間で10,844人に調査実施
参考にして購入する商品は「家電製品、AV機器、カメラ」が上位
口コミ情報を参考にする人がよく見るのは「価格.com」「amazonのカスタマーレビュー」「食べログ」「ぐるなび」など。

3割強が口コミを見て商品を購入

マイボイスコム株式会社(以下「マイボイスコム」)は今回で3回目となる『ネット上の口コミ情報』に関するインターネット調査を実施し、10,844件の回答を集めた。

今回、商品の購入やサービス利用時にネットで口コミ情報を参考にする人は55.8%という結果が出た。ネット上での口コミ情報を得る場所としては、「商品・サービスに関する情報サイト」「商品比較サイト」「ECサイトの口コミレビュー」などが挙げられており、いずれも2割弱から3割弱の利用という結果になっている。なお、自ら口コミ情報を書き込む人は4割弱と口コミを参考にする人に比べると少ないようだ。

多くの人が口コミ情報を参考にするのは、「価格.com」や「Amazonのカスタマーレビュー」「食べログ」「ぐるなび」など、多くの商品や店舗が掲載されているサイトだ。反対に、情報源として「Q&Aコミュニティ」「SNS」「Twitter」などの利用率が低いことから、レビューをする環境が整えられているサイトが重宝されているようだ。

口コミ情報利用者が口コミ情報を参考にして購入する商品・サービスは、「家電製品、AV機器、カメラ」が4割と最も多い。そして、「パソコンなどコンピューター関連機器」「宿泊、旅行」が各3割と続く。

商品購入時の口コミ情報の参考状況として、「口コミ情報をみて買うことを決めた」人は34.5%、「口コミ情報での評判がよい方を買った」人が33.5%、「口コミ情報をみて買うことをやめた」人が28.2%となった。口コミ情報が商品購入に非常に影響していることがわかる。

ネット上の口コミ情報がよいと思う点についての回答者コメントを一部まとめてみた。
・他の情報源と比べて良い点だけじゃなく悪い点も知ることができる。(男性29歳)
・実際に自分と同じような条件の人の意見を聞くことができそうだから。(男性38歳)
・美辞麗句や誇張がないので、信用できる。が、ウソも混ざっていると思うので、見極めが大事。(男性59歳)
・自分の利益のためではない公平な意見を取捨選択できる。(男性62歳)
・使い方、使ってみてどんなふうだったかなど具体的にわかるところ。(女性18歳)
・専門家の意見も重要に思うが、文章表現が難しかったりすると情報が伝わりにくいと感じることがある。その点、一般の利用者目線の口コミは身近に感じられるので使用感なども想像しやすいのが良い。(女性40歳)
・消費者目線での口コミがあるから。自分の視点と違う点もみえるから。(女性59歳)
・色々な人が口コミしていて簡単に閲覧できるので参考にするが、すべてを鵜呑みにしているわけではない。(女性49歳)

専門家ではなく、自分の立場に近い実際に利用した人の声を知ることができる点で口コミ情報は非常に大事にされているようだ。その一方で、本当の情報か嘘の情報かを自分で判断しなければならないという難しさもある。自らの判断で情報を取捨選択することができれば、口コミ情報は非常に有益なものとなるだろう。


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