インスタは『共感』が決め手!企業の投稿で3割が商品購入(BWRITE調べ)
ADDIXが運営する情報サイト「BWRITE」が同社運営の共創コミュニティサービス「Skets」の会員女性に対して「Instagramについての意識調査」を実施
回答者の20代~30代女性の4割がInstagramを利用
企業やブランド、ショップの公式アカウントをフォローしている人の3割が企業などの投稿を見て「購入経験あり」
Instagramが女性に与える影響とは?
デジタルマーケティングカンパニーの株式会社ADDIX(以下「ADDIX社」)が運営する、デジタル時代の女ゴコロを探る情報サイト「BWRITE(ブライト)」は、同社運営の共創コミュニティサービス「Skets(スケッツ)」会員女性に対して実施した「Instagramについての意識調査」の結果レポート第二弾を発表した。
いまや多くの女性たちにとって、生活に欠かせない存在となったソーシャルメディア。その中でも、今おしゃれ感度の高い若い女性たちの人気を集めているのが写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」だ。では、実際Instagramは女性たちの行動にどんな影響を与えているのだろうか。
今年6月の調査時点で、調査に回答した20~30代女性のうち4割がInstagramを利用していると回答した。これをさらに年代別に見ると、20代では47.4%、30代では36.9%となっている。20代では実に半数近くが「使っている」と回答しており、Instagramが若い女性の間で広く使われていることがわかる。
また、回答者の48.5%が「企業やブランド、ショップなどの公式アカウントをフォローしている」と答えた。では実際、企業やブランドなどのInstagram投稿は、どの程度女性たちの行動に影響を与えることが出来ているのだろうか。Instagramで企業などの投稿を見て「アイテムを購入したことがある」と回答したのは30.3%、「店に実際に行ったことがある」との回答は42.4%だった。
ここで特に注目すべき点として、「ほしい/行ってみたいと思ったことも全くない」との回答をした人が全くいなかったという結果である。これは、女性たちが本当に自分が「買いたい」「行きたい」と思えるような企業やショップ、ブランドのアカウントしかフォローしていないと見ることができる。Instagramを運営する場合、Instagramに投稿するコンテンツのクオリティも大事だが、女性たちに「買いたい」「行きたい」と思われるようなブランド/店を目指すことが、まずは重要なのかしれない。
そして、Instagramで見たアイテムを購入したり、店に行ったことがあると回答した女性たちが具体的にアイテムや店を回答した内容を集計すると、最も多かったのは「ファッション・ファッショングッズ」関連であった。2位は「コスメ」関連、3位が「キッチン」関連となり、オシャレ関連に限らない、女性の生活にとって欠かせない身近なアイテムが上位に並んだ。
また、企業やブランドのアカウントだけではなく、「有名人がInstagramに投稿したアイテムを購入したことがある」と回答した人は19.5%となった。一方で、フォローしている「一般の人」が投稿したアイテムでも22.1%の人が購入したことがあると回答した。有名人の投稿についての質問と比較をしても、有名人の場合よりも若干高い、という結果になった。
「Instagram上の投稿は、女性たちの行動に強い影響を与えており、その影響力の強さの理由は、なんといっても自分自身が選んでフォローしている、『共感』を抱く相手からのおすすめだからではないか。今後Instagramで配信される広告が効果を上げられるかどうかは、この『共感』を崩さないことが大前提となるように思われる。」と結果レポートでは述べられている。
自分の気になるキーワードで検索をすると、そこにはパネル状に様々な写真が表示される。その中から、ピンときた写真をタップするという行動は日常で、ウィンドウショッピング中に一目惚れした洋服を手に取ることとなんら変わらない。
そして、気に入ったアカウントをフォローすることは、購入した洋服をクローゼットにしまうことに近いのかもしれない。
だからこそ、インスタグラムを運営するショップはウィンドウに洋服を並べるように、女性にの琴線に触れることができる写真を使うなど、工夫が必要となってくる。そしてインスタグラムでは『タグ』が頻繁に使われているため、人の目につくための『タグ』の工夫も必須となってくる。
いかに人の目につくことができるか、そしてクローゼットに入り込み、長く着てもらうか。これが、共感を崩さずに広告の効果を上げ、集客を行うということなのではないだろうか。