リタゲメールは1時間以内がポイント!(ナビプラス調べ)

福島 れい

興味を惹くメールは”タイミング”にコツが!

通常のメルマガに比べ、格段にコンバージョン率が高いと言われるリターゲティングメール、貴サイトでも導入されているだろうか?今回は、「2015年夏通販EC売上上位500サイト(参照:日本ネット経済新聞社公表)」に対して、サイトを離脱後にどのような目的・意図をもってメールを配信しているかについてナビプラス株式会社(以下、ナビプラス)が、調査した結果をお伝えする。※ナビプラスは2015年8月より自社で開発・提供するカゴ落ち対策「NaviPlusリタゲメール」を提供している。

結果の前にまず、問いたいのは、以下の3通のメールのうち、最も興味を惹かれるものはどれかということ。ぜひ考えてみてほしい。

状況:帰宅して食事を済ませたあとにメールを開くと、3通のメールが届いている。

A.毎日同じ時刻に送られてくる総合ECサイトからのメルマガ
B.3年前に購入したが、その後一度も購入していないECサイトからのメルマガ
C.帰宅中の電車内にてスマホで閲覧したECサイトからの「ご来店ありがとうございました」メール

あなたの答えはどれだろう?多くの方はC.帰宅中の電車内にてスマホで閲覧したECサイトからの「ご来店ありがとうございました」メールと思われたのではないだろうか。

つまり、何が言いたいかと言えば、興味を惹くメールが何かを考える際、”送り主”も重要だが、”タイミング”も非常に重要なポイントになるということだ。

調査結果を見る前に、あるECサイトを対象に行った調査からリターゲティングメールの効果を見ておこう。

あるECサイトにおいてカートに商品を入れた後、何らかの理由で離脱したユーザに、離脱後30分経ってから、カートに入れていたアイテムの情報を送るリターゲティングメールの実施結果を見てみると、メルマガを含む全メール配信に対するリターゲティングメールの配信シェアはわずか0.3%であるのに対し、メール経由の売上高のシェアは13.8%となっている。※上図参照

これは、通常のメルマガでは、直近でサイトに訪問していない(商品の購入を検討していない)ユーザーへも送信しているのに対し、リターゲティングメールは先ほどまでサイトに滞在していた(商品の購入を検討していた)ユーザーにのみ配信するため、ユーザーの購買検討タイミングに的確に情報提供ができているためと考えられる。冒頭で挙げた”タイミング”の重要性を感じていただける結果ではないだろうか?

リタゲメール普及率は半年前の1.5倍に!

リタゲメール普及率は半年前の1.5倍に!

「メールには”タイミング”が重要」これを頭に置きつつ、調査結果を見ていこう。結果はナビプラスが2015年10月に公開した「国内EC売上TOP500サイトにおけるリターゲティングメールの導入調査レポート」との比較を交えている。

まず、リターゲティングメールの普及率から。
全500サイトにおける導入サイト数は、前回の34サイトから16サイト増え50サイト。導入率は、前回の7%から3ポイント増え10%、約1.5倍となった。

配信タイミングは離脱後1時間以内がベスト!

配信タイミングは離脱後1時間以内がベスト!

リターゲティングメールの業種別導入状況 (導入サイト数/導入率)を見ると、アパレルが2倍(12サイト/24%)に増え、続いて総合通販(8サイト/16%)、化粧品・健康食品(7サイト/14%)、家電/PC(6サイト/12%)、スポーツ用品(5サイト/10%)となった。

さらにリターゲティングメールの配信タイミングについては、1通目に関して1時間以内が16.1% 、1日以内が9.7%、1日経ってからの配信が50%、1日以上経過してからの配信の合計は75.8%となった。最も開封率が高まるとされる※1時間以内がまだまだ少数で、タイムリーに送られていない現状が明らかになった形だ。※SeeWhy社2013年調べ

1通目で購入していないユーザに対しての2通目の配信に関して問うと、配信を行っているのは35%。そのうち配信タイミングは、1週間後(34.8%)、1週間以内(30.4%)、1日以内(21.7%)となった。

アメリカでは、北米トップ1,000サイトのうち35.2%がリターゲティングメールを配信しているといった調査レポート(マーケティングオートメーションのベンダーLISTRAK社2015年調べ)や、2013年からリターゲティングメールの導入が3倍(41%)になっているというレポート(Bronto社とDemandware社2015年調べ)もあり、国内でのリターゲティングメールの需要は益々高まってくる可能性が高いと見られている。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

福島 れい の執筆記事