Web接客がレベルアップ!KARTEにレコメンドツール連携
KARTEとアイジェント・レコメンダーが接客強化!
ECサイトの課題とも言われる、”お客様一人一人にあった接客”をさらに強化するサービスが昨日より始まった。”的確なタイミング、出し方”と”的確な商品の提案”を同時に実現するプラットフォームの誕生だ。
これは、株式会社プレイド(以下、プレイド)が提供するウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」とシルバー・エッグ・テクノロジー株式会社(以下、シルバーエッグ)が提供するリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」が連携し、実現したもので、「KARTE」ではじめて他社が保有するデータを活用したメッセージ配信が可能になる。
そもそもKARTEとは、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析、可視化し、来訪者個々のタイミングに合わせたメッセージ配信を行うWeb接客ツールだ。KARTEを導入することで、利用者がサイトから立ち去る前に必要な情報を必要なタイミングで自動的に提案できるようになる。
また、アイジェント・レコメンダーとは、人工知能と高等数学を組み合わせたロジックによる精度の高いリアルタイム・レコメンドサービスである。ユーザー一人一人の導線を追跡、解析することで一人一人の施行に合わせたレコメンドを表示できるようになる。
つまり今回の連携では、”タイミング・出し方”に強みを持つKARTEと”提案内容”に強みを持つアイジェント・レコメンダーが双方の強みを引き出しあい、これまでにない質の高いWeb接客プラットフォームができあがったと言える。
その結果、通常レコメンドというと、フッターなどの定位置に表示するところなのだが、特定のページに遷移したタイミングでポップアップを表示するなど、お客様にとって最適なタイミングでレコメンドをできるようになる。また、効果に応じてタイミングを変更することもでき、より効率的なレコメンド表示方法をいち早く見つけだすことも可能になる。
お客様の状況を察知したレコメンド
レコメンドをポップアップするタイミングの例としてプレイドは下記を挙げる。
● あわせ買いを促すレコメンド
商品をカートに入れた直後やカートに遷移した直後に「この商品を購入した人は、一緒にこんな商品を購入しています」と表示できるほか、「送料無料までのあわせ買いに「あと1,000 円で送料無料です。合わせてこんな商品もいかがですか」と金額に応じた特定の価格帯の商品を表示する。
● 迷っているお客様を察知してレコメンド
利用者がジャケットを複数点見ているなど、迷っていることを察知したタイミングで「おすすめのジャケットはこちらです」と表示する。
● 来訪したタイミングでレコメンド
過去に購入した商品に応じたレコメンドを、次回来訪したタイミングで「お客様へのおすすめの商品はこちらです」という形で表示する。
など、上記の他にも様々なレコメンドの出しわけが可能となる。
このWeb接客プラットフォームは早速、「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」に導入されているという。
新規顧客獲得の難易度が上がるに伴い、注目が集まっているのは”すでにECサイトを訪れた顧客”をいかに購入につなげるかということだ。そのために必要なのは、離脱を防ぐことであり、結果、ユーザーが離脱しそうなタイミングに合わせて適切なアプローチが求められることになる。
タイミングをKARTEが、提案内容をアイジェント・レコメンダーがそれぞれの特徴を活かし連携することで、お客様の感情の移り変わりに対応し、購入につなげる。今回の連携はECサイトでの接客のレベルを1段階引き上げた、そんな風にも見ることができるのではないだろうか。