イーベイ・ジャパンが韓国最大のECサイトへの出品・販売支援を開始

　イーベイ・ジャパン株式会社（所在地：東京都渋谷区）は、日本のセラーの韓国最大のECサイト「Gmarket」をはじめとする「Auction」、「G9」への出品・販売支援を開始した。

　いまや国境を飛び越えた事業は珍しいことでもなくなり、手軽に他国のユーザーと売買を行えるようになった。この度、イーベイ・ジャパンは日本のセラーの韓国最大のECサイト「Gmarket」をはじめとする「Auction」、「G9」への出品・販売支援を開始した。

　本支援サービスの提供に伴い、eBay USサイトに出品することでイーベイ・コリアが運営している韓国語ECサイト「Gmarket」や「Auction」、「G9」でも手軽に販売できるようになった。

　「Gmarket」、「Auction」、「G9」の合計は、国内EC市場シェアの60%を超える。韓国でのバイヤーへのリーチ拡大が図れるということだ。注文が入ったら、セラーは日本国内倉庫に品物を送るだけ。イーベイ・ジャパンが、カスタマー対応や海外発送用の送り状の作成、通関手続きも代行してくれる。

　さらに、これらの韓国語ECサイトへの出品をスムーズに行えるように、無料翻訳や出品料を無料で提供する。カスタマーサポートや受注管理なども既存のeBayサイトで管理できるようになっており、簡単に越境ECの販売チャネルを韓国へ拡大することが可能となる。

　今後、イーベイ・ジャパンとイーベイ・コリアは、販売促進のサポート、プロモーション、カスタマーサポート、無料商品ページ作成・翻訳、商品配送サポートなど、日本のセラー向けサービスを拡充していくとしており、さらなる飛躍が期待できる。

今やシステム構築によってマーケットは世界中に

　日本の商品はまだまだ力を持っていて、アジア諸国を中心に需要は伸びている。今回のようなシステムの構築で越境ECは国内発送とさほど変わらない労力で商品を海外まで届けることができるようになってきた。

　逆もまた然りで、韓国は化粧品ブランドを中心に売り出してきており、海外需要を大きく伸ばしている。Amazonや淘宝網（タオバオ）などもここに力を入れてきており、海外に打って出たい韓国企業とタッグを組み世界に進出してきている。

　世界中の商品は今やインターネットを通じて簡単に届けてもえる。つまりこれから大切になってくるのは商品選定を行う「目利き」に重きが置かれてくるだろう。幅広い情報網と柔軟な姿勢で、新しい市場を開拓していって欲しい。