ECにおける、生活家電、AV機器、PC(電化製品)市場規模まとめ

ECのミカタ編集部

経済産業省が発表したデータによると2017年の電化製品におけるBtoC-EC市場規模は1兆5,332億円となっている。全体として、EC化率が30.18%とEC・通販市場では3番目に大きい市場規模だ。推計対象は生活家電、AV機器、PCなど、としてある。

ただ、市場規模も既に大きいため、EC化率前年比で見ると1%以下と少し伸び悩んでいるジャンルといえるであろう。今後はアパレル通販の課題を解決した、サイズ自動測定ツールのような、革新的な機能やツールが出てくることで伸び率上昇が見込まれる。

各ジャンルの特徴

各ジャンルの特徴

【生活家電の特徴】
生活家電、一番の特徴は同じ商品をリピートされづらい事にある。一度購入すると2、3年は買い換えずにすむため、買い替えの際に、また同じメーカーの商品を購入するモチベーションを維持しにくい。

その為定期的に自社のPRを行い、企業ブランディングを行う必要や、商品購入後のサポート体制の充実などが求められてくる。

【AV機器】
AV機器購入者は主に、必要になってから購入する消費者と、性能の向上を期待した消費者に別れるだろう。イヤフォンの購入イメージで言うと、安くても音が聞こえるものを買う者。重低音や高音が綺麗に聞きたい者やノイズキャンセリングなど求めているなどで考えると分かりやすいだろう。

【PC類】
PCは言わずもがな、ほとんどの消費者が自分にあった性能を求めて購入しているといえよう。映像や画像制作での利用や、動画鑑賞を行いたいなど内容は様々だ。その為、各企業は製品の何が特徴で、何に向いているPCなのかを消費者に分かりやすいよう宣伝して行く必要があるだろう。

業界のこれから

生活家電、AV機器、PCなどをECで販売するには、フォロー体制やコストなど企業として体力が必要な場面が多くなっている。すぐに参入できる分野ではない為、新しく参入してくるライバルが少ないと思われる。上記でも記載があるが、今後、消費者が購入しやすくするための、便利なツールやアプリ、機能などが多く現れてくるだろう。その為、既に販売を行っているEC企業はアンテナを高くし、常に情報を取り入れ、これから参入を考えている企業も参入の為に、目新しい施策を考慮する必要が在るのではないだろうか?


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