独占販売!花畑牧場が豌豆公主へ!

ECのミカタ編集部

日本のライフスタイルを中国女性ユーザーへ提案

中国で越境ECを事業展開するInagora株式会社(以下、インアゴーラ)は、田中義剛氏が設立した北海道の観光牧場「花畑牧場」とショッピングアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」上での独占販売契約を締結したことを12月10日に発表した。

「豌豆公主」は、日本の良質な商品を中国人ユーザーに直送して提供するスマートフォン特化型の越境ECアプリとして、インアゴーラが2015年8月より提供を開始。日本のライフスタイルを提案するECプラットフォームを目指し、既に人気の製品だけでなく、中国では一般的に認知されていない日本の商品も積極的に取り揃えている。

一方、「花畑牧場」は、タレントで元シンガーソングライターの田中義剛氏が北海道に設立した観光牧場で、食感が不思議な「生キャラメル」や鞍の形をしたチーズ「カチョカヴァロ」、チーズ生産過程でつくられる液体ホエーを飲ませて育てた「ホエー豚」の加工肉など、数々のヒット商品を生みだしている。

中国では、国産食品の安全性が問題となっており、海外から取り寄せる食品の需要が高まっている。そうした背景の中、インアゴーラは、「豌豆公主」での「花畑牧場」製品の中国インターネット上での独占販売に踏み切った。インアゴーラは、人気の日本製品を独占して取り扱うことで、「豌豆公主」の更なる認知向上にも繋がるとしている。

インアゴーラは、中国大手ECプラットフォームと提携をしているため、「豌豆公主」だけでなく中国ECモール大手の「京東全球購」や中国最大級の女性系SNS「美麗説HIGO」のユーザーに対しても、自社ブランドを訴求していく構えだ。なお、日本からの製品提供は、中国大手越境ECサービスと比較し、より安価で敏速に提供することのできる日本企業専用の越境ECプラットフォーム「Wonderfull」を活用していくとのこと。

中国EC市場での日本製品の人気の伸びは留まることを知らず、多くのECオーナーが展開を視野に入れている。自社で越境ECを行うのが難しい場合は、「Wonderfull」のような専用プラットフォームを利用してみるのもひとつの手だ。商品情報の翻訳など詳細ページの作成から、通関登録、運営までを運営チームが行ってくれ、出店企業は日本国内の倉庫に商品を納入するだけで始められる。興味があれば、ぜひチャレンジし、日本のECをグローバルに盛り上げて欲しい。


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