イーコマースEXPO 2016 東京開催!最新サービス集結

福島 れい

ECサイト運営に役立つサービス・最新技術を突撃!

2月16日、17日東京ビックサイトにて、イーコマースEXPO 2016 東京が開催された。同時開催されたマーケティング・テクノロジーフェアと合わせて400を超える製品やサービスが紹介され、EC事業運営に必須となるサービスから、最先端のマーケティング技術まで多数が集結した。

今回のにイーコマースEXPO 2016 東京は、記者も勉強も兼ねて参加。様々なサービスに触れることができた。

例えば、ECホールディングスが提供するスイーツEC。以前に一度紹介した(http://goo.gl/IOi3Op)が、改めて説明を伺うと、スイーツに特化した機能が多数盛り込まれていることを再認識することができた。具体的には、注文情報を管理する機能に、「商品の温度管理」や「同梱の方法」、「生産スケジュール」などのスイーツならではの項目を追加、ECサイトがより効率よく業務を行えるように工夫が凝らされていた。一般的な一元管理ツールとは、また異なる業務効率化の一面を見ることができた。

また、ビックデータを活用した情報を提供するかっこ株式会社のブースでは、「EC万引き」をはじめとする、ECサイトが巻き込まれかねないトラブルも甘く見てはいけないことを実感させられた。「情報さえあれば防げるトラブルも多い。トラブルに遭う前に対策を打っておく必要がある。」という声も聞かれた。

説明を受けながら何より感じたのは、数々のサービスの中から、自社に最も適したものはどれなのか、その見極めが肝心だということだ。

例えば、これからEC事業を始めようと考える方なら、まず、最低限のECサイトとしての機能を備えることが先決だ。この時必要となるのは、サイト基盤や決済機能など消費者と取引ができる土台を整えること、過剰な装備は邪魔になりかねない。当然、選択すべきサービスもシンプルなものになるだろう。

しかし、安定して事業を続けてきたECサイトはどうだろう?最低限の機能のまま満足していないだろうか?日々、技術やサービスが進化しているのに対し、現状維持では事実上の衰退だ。お客様がより使いやすいように、自社での業務もより効率よく、高い精度で行えるよう工夫が必要になる。今で言えば、人工知能や進化したマーケティング技術を活用するWeb接客ツールを活用したり、様々な決済手段を揃え、利便性を高めたりということが考えられるだろう。

イーコマースEXPOは、多数の生の声、最新情報が一度に得られる貴重な場。積極的に活用するとよいだろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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