【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月12日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月10日の注目Newsはこれ

今週もお疲れさまでした!
一週間を締めくくる、昨日3月11日の注目Newsをご紹介。

昨日はECの可能性を感じさせるグローバルな話題が2件。
またやはり、3.11のことを忘れることはできません。
この1〜2ヶ月で一番注目を集めるニュースとなりました。

PayPalの決済で新革命!越境ECへの影響は?
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8282/

注目!ビットコインがAmazonギフト券に交換可!
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8292/

Yahoo!、Google、LINE、3.11にアクションを。
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8288/

国を超えて、通貨を超えて、グローバルにお買い物

 グローバル決済のスタンダードといえば、ペイパル。今や203の国と地域で約1億7900万人に使われている。越境ECを考えるならペイパル対応は必須と言えるだろう。また、先日発表されたペイパルとJECCICA作成の「中小EC企業向け・2016年EC戦略白書」では、ECユーザーの多くが、特に中小ECサイトを利用する際、決済時に不安を感じていることが明らかになった。その点ペイパルは、一度クレジットカード番号を登録すれば、各サイトにカード情報を伝える必要がないため、安心して利用できる。

 以上のようなニーズを受け、株式会社ラクーンが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境EC輸出販売サービス「SD export」では、ペイパル対応を開始した。「SD export」は先日、日本郵便の航空便と船便導入を発表したばかりで(http://bit.ly/1pctGuk)、越境ECにおいて、EC事業者もユーザーも安心して使える体制作りに力を入れていくことが伺える。ニーズの大きさを考えると、この流れは「SD export」に限らず、越境ECのスタンダードとなっていくのではないだろうか。

 また、ある意味越境ECよりもさらに大きな枠と言える話題が、ビットコインだ。ご存知の方も多いとは思うが、ビットコインはインターネット上で流通している仮想通貨で、国家や中央銀行などの管理主体を持たず、諸経費や手数料なども発生せず、世界中で安定して利用できる次世代の通貨を目指して作られた存在だ。そんなビットコインを扱う国内最大のビットコイン・ブロックチェーン企業(国内ユーザー数10万人超、取引高月間70億円超)株式会社bitFlyerが、Amazonギフト券をビットコインで交換できるサービスを開始した。

 今後さらに、ビットコインの性質を活かしたデジタルコンテンツや、リアル店舗と連携したポイントやクーポンなども検討されているようだ。ビットコイン普及の道のりは決して順風満帆とは言えない。だが、国境に捉われない通貨という存在は、本質的にECとの相性は良いはずだ。「次世代の通貨」というbitFlayerの目指すところに、今回の動きは一歩近くものだと思う。

3.11より5年、忘れない気持ちが集まりました。

 昨日3月11日は、2011年3月11日から丸5年。もう5年、まだ5年、さまざまな想いの交錯する日、ECに何ができるのかを考えさせられた。そんな中でこの日、Yahoo!Japan、Google、LINE各社の3.11に関する取り組みを紹介したところ、いつもよりも随分多くのアクセスがあり、それだけ多くの人が3.11という日を忘れず関心を寄せてくださることに、希望を感じ、ECという存在の可能性も感じることができた。各社の取り組みは3月11日以降も続いているので、ぜひチェックしてみてほし。


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