ERPで業務効率改善 中小企業に力強く優しくエールを送る

ECのミカタ編集部 [PR]

 データや在庫管理の複雑さは、多くの中小企業の頭を悩ませている。仮に、ERPを導入しようともセキュリティ対策や障害対応に追われてしまうのが現状で、コストもかかる。もっと身近で簡単な一元管理のツールを提供し、全ての中小企業にチャンスをもたらしたい、そう話すのが、株式会社キャム代表取締役の下川良彦氏だ。同社は「すべての企業にERPを」をモットーに、「CAM MACS(キャムマックス)」というサービスで、低コストで安全なソリューションの提供をクラウドSaaSによって実現したのだ。

安全・低価格なクラウドERP「CAM MACS」の開発

CAM MACSは、販売状況や在庫数をリアルタイムで手軽に閲覧できるERPソリューション。契約からわずか1週間で導入できる。それを可能にするのは、クラウドSaaSを取り入れたからだ。

株式会社キャム代表取締役の下川氏は、創業時の1996年を振り返り「ERPが普及しておらず、中小・中堅企業の業務管理が停滞している状態でした」。時代の波とともに、高額で複雑、手の届きにくいものだったサービスが少しずつダウンサイジングされ、中小・中堅企業にも導入可能なものが少しずつ増えていった中で同社もまた2008年11月にクラウドサービス型ソフトウェア(SaaS)版に作り変えた。しかしまだ「SaaSって何?」「クラウドにデータを預けて大丈夫なのか」という声が多く、厳しい状況だったという。

2013年1月、自社データセンター管理からAWS(AmazonWebService)に切り替えたことを機に、株式会社キャムに勢いが増す。AWSに決めた理由は「世界的シェアの高さ」「安全性の高さ」、そして20回を超える価格改定がすべて値下げという「コスト管理の良さ」だ。CAM MACSはそのような変革を経て、クラウドERPとしての安全性やコストパフォーマンスを高めていった。

「当時のECといえば楽天市場がメインでしたが、どの企業も楽天の注文データをいかに捌くかに苦労されていました。大きな店舗だと楽天以外のモールも展開しているので、それぞれの受注(商品)管理画面を使用しなければならず、作業の手間がかかります。実際、当時は一元管理のニーズが高まってきていた。その流れの中で、CAM MACSの導入によってそれらを一元管理でき、業務改善できるようになったという評価をいただきました」

一元管理をバックオフィスから支える独自のアプローチ

一元管理をバックオフィスから支える独自のアプローチ

CAM MACSによって受注(商品)管理が一括してできるのは魅力だ。「入荷から在庫管理、出荷までの作業を正確に処理する。そこをシステムで自動化でき、残業が減ったという声をいただきます。また、データ上の在庫数と実在庫数とのズレで生じるトラブルや、その対応にかかる時間も減らせます」

開発にあたりカートなどフロント側との連携に苦労したというが、CAM MACSはフロントを持たない分、基幹部分をそのまま移行でき、店舗進化させやすいのは強みである。

「カートとの連携からスタートした他の一元管理ツールは今、少しずつバックオフィス機能を増やそうとしている。弊社はWMS(倉庫管理システム)を持っていますし、出荷や仕入れの管理というECのコアな部分から一元管理を実現するという、逆のアプローチをとっています。これが他社と比べて一番の差別化ポイントと言えますね。決済にしても、スマレジさんやエアレジさんのようなカード決済をはじめ、レジ機能を追加していっているベンダーさんがバックオフィスへと近づいていますので、彼らと我々キャムが連携することで、双方の強みを活かしたサービスを提供できます」

バックオフィスからフロントへと連携し独自性の高いサービスを展開しているのがCAM MACSの特徴だが、会計処理はどうだろうか。「ポピュラーな会計処理ソフトは、融通が効かないものが多い。それらを無理矢理ECに連携させたり、BtoC向けとBtoB向け、それぞれのソフトを購入し、連携用のツールをベンダーにつくらせたりするケースもある。CAM MACSなら最初から複数管理できるので、後付け不要なのです」

WMS、会計、BtoC・BtoBどちらのスタンスも対応もできるなど、全方位を圧倒的にカバーするCAM MACS。売掛金の管理や法人向け紙面請求書の発行などの機能も備えており、昨今重要性を増すBtoB対応に不可欠な存在となる可能性が高いと言えよう。

事業拡大に応じた機能拡張をスムーズにできる利便性の高さ

導入に際しては、初期費用や月額使用料をぐっと抑えた「CAM MACS Lite」、求める機能に応じた自在なカスタマイズが可能の「CAM MACS PREMIUM」のタイプから、規模に応じたサービスを選択できる。

「CAM MACS Liteの想定ターゲットは、年商3億円未満の企業です。5アカウントまで利用でき、顧客数や商品数を各1万件登録できます。初期費用も月額使用料も3万5000円からご利用いただけるので、まず標準的な機能を安く使えれば……という企業におすすめです」

しかしEC業界で成長著しい企業ならば、あっという間に商品数や顧客データが増え、社員数も増えていくもの。「その場合、データの移行をせず、増えたデータのコストもそのままに、PREMIUMにアップグレードできるようにしています」と下川氏。使い慣れたシステムそのままに、成長フェーズに合わせてバージョンアップできる。同社の中小・中堅企業に対する「ERPによって成長してほしい」という強い想いが、そこにも反映されているのだ。

「以前は、中小・中堅企業にとってERPは高額で、専門の技術者も置かなければならないものというイメージがあったため、ExcelやAccess入力でどうにか回そうとしていました。CAM MACS導入によってもっと本業に専念してもらい、彼らが成長しやすい環境に整える。それが弊社の役割だと考えています」

それを支えているのがクラウドである。「低価格で安全性の高いサービスを提供できるようになりました。ユーザー側から見ても、クラウドの仕組みを知らなくてもシンプルに利用できるのが受け入れやすい点だと思います」

現場の気持ちに寄り添い、共に成長する存在であり続ける

実際にCAM MACSを導入して年商150億円から300億円近くにまでなった企業があるという。企業側にとってもシステムをそのまま使用でき、データが倍増しても管理コストが上がらないというのはメリットだったに違いない。

CAM MACSのターゲットは、製造や仕入れをおこなうすべての企業だ。商品に近い企業は、バックオフィスから管理できるCAM MACSと相性抜群である。

下川氏が「注文状況が常に把握でき、ビジネスの全体像も把握しやすくなる。商売の改善点や売上アップの方法も見つけやすくなります」と語るとおり、コアな部分からECの本質をよく理解できる仕組みであると同時に、成長に合わせたカスタマイズができる。そして「まずは価格を最小限に抑えたい」という欲求がクラウドによって実現されている。飛躍的な成長を遂げたい中小・中堅企業にとって喉から手が出るほど欲しいERPソリューションのはずだ。

最後に、今後の展望を伺った。「製造から品質管理に至るまで本当に一生懸命なメーカーさんが多い。彼らは旬なものを旬なうちに売りたいという思いがあるので、製品が在庫の山となってしまわないようにサポートしたい。在庫が眠らない、物流が疲弊しないなどの課題を、機能を増やすことで対応したい」。もうひとつの展望としてUI向上をあげる。「使っていて疲れず、直感的に使えてすぐに効果が出るシステムにしていきたい。そこが一番の評価につながるのではと思っています」

使いやすく手の届くシステムを提供したいという株式会社キャムの想いは、多くの企業にとって希望の光となり続けることだろう。


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