EC-CUBE「機能カスタマイズ部門」大賞受賞 ボクブロック社が語る本店サイトの処世術

ECのミカタ編集部 [PR]

ボクブロック株式会社 代表取締役 林 昌孝氏 ボクブロック株式会社 代表取締役 林 昌孝氏

 自社の商品やサービスに強いこだわりをもつEC事業者は少なくない。そうしたEC事業者は、ややもすると価格競争に陥りがちなモールでの展開以上に、本店サイトの充実にもこだわるものだ。EC-CUBEをベースとしたサイト構築・リニューアルを手がけるボクブロック株式会社(以下、ボクブロック)は、そんなこだわりをもつEC事業者を強力にバックアップすることのできるECソリューション・カンパニーである。該社の代表取締役 林 昌孝氏に、成功するEC本店サイトづくりの要諦について伺った。

モールユーザーと本店ユーザーの違いを認識して、あるべき本店サイトの姿を具現化する

 大手モールへの出店と、独自ドメインの本店サイトを併設しているEC事業者は少なくない。しかし、モールを利用するユーザーと本店サイトへ訪れるユーザーには、大きな違いがあるとボクブロックの林氏は言う。

 「モールと本店ショップの違いはいろいろとありますが、特に注意すべきは目的の違いだと考えています。多くの場合、モールを利用するユーザーは、すでに"何を買いたいか"が決まっており、その商品をいかに安く、あるいはいかに早く手に入れるか、という視点を重視した買い物行動をとっています。これに対して、本店ショップの場合には、おおまかな商品知識をベースに、当該商品分野のより詳しい情報を検索エンジンやSNSを通じて調べる中で、本店サイトにたどり着くというケースも多く見受けられます。また、こうしたユーザー層は、明確に"この商品"と決めているわけではないので、本店サイトに訪れたとしても、すぐに購入するわけではなく、そこに掲載されているコンテンツをじっくりと吟味して、商品の魅力やこだわり、使い方やメリット・デメリットなどに納得した上で、購入を決定するという買い物行動をとります。そのため、モールでの情報発信と同じ考え方で商品情報を盛り込んでいるだけでは、本店サイトの場合には、なかなかコンバージョンが上がらないということにもなりかねません。」

 林氏が言う通り、ユーザーが情報に接する態度が異なるのであれば、情報の出し方や内容についても、モールと本店サイトでは大きく変える必要があるといえる。

 「商品についてのこだわりや思いが強いEC事業者こそ、本店サイトを充実させて、訪問してきたユーザーのハートをつかむ必要があるのです。またモール店舗の場合には、いろいろな制約があるために、細部にこだわったサイト作りをすることは難しいですが、本店サイトであれば、自在にこだわりのサイト構築が可能です。」と林氏は続ける。

 現に、ボクブロックで本店サイトの構築やリニューアルをするEC事業者は、自社のオリジナル商品や、オーダーメイド・カスタムメイドスタイルの商品を扱う、こだわりのショップが多いのだという。

 「BtoBのECサイトなども含め、ワンランク上の工夫が求められるECサイトの構築やリニューアルを、EC-CUBEを使って一気通貫でお手伝いできることが、当社の強みでもあります。当社にご相談にこられるEC事業者様は、例えばECパッケージを活用して本店サイトを構築していたが、より工夫を凝らしたサイトにリニューアルしたいとお考えであったり、もともとEC-CUBEで本店サイトを構築していたが、自力でできることには限りがあるとお考えの事業者様が多いです。」と林氏。

 オープンソースで、ECサイト構築の柔軟性が高いEC-CUBEだが、それを使いこなして、思い通りの本店サイトを構築・リニューアルするためには、やはりボクブロックのような専門性の高い支援会社のサポートを受けるのが近道のようだ。

2017年版EC-CUBE秀逸事例大賞の「機能カスタマイズ部門」大賞受賞の実績が物語る、ボクブロックの実力

2017年版EC-CUBE秀逸事例大賞の「機能カスタマイズ部門」大賞受賞の実績が物語る、ボクブロックの実力

 ボクブロックでは、多数のECサイト構築・リニューアルを手がけているが、先ごろ、ボクブロックがリニューアルしたJETCHOPオンライン見積サイト(https://www.jetchop.co.jp/)が、2017年版EC-CUBE秀逸事例大賞の「機能カスタマイズ部門」で大賞を受賞した。

 こちらのサイトはTシャツやポロシャツから鉢巻やタスキなどオリジナルプリント・刺繍サービスを提供しているECショップである。オリジナルプリント・刺繍サービスという商品の特性上、ユーザーがサイト上でサイズや色柄、枚数などの情報を入力する必要があり、また店側も、それらの情報に基づいて個別に見積もりを作成するという作業が不可欠であったが、リューアルにあたっては、ユーザビリティを劇的に向上される工夫に加えて、見積もり作成を極力自動化できるシステムも実装することで、店側の業務負荷も大きく軽減できたという。

 「これまでのサイトでは、ユーザーが見積依頼をする際、加工位置や刺繍のフォントなどお客様に手入力で入力してもらっており、また加工色もプルダウンの中から色名を見て選択してもらう必要があったため、場合によっては別ページの色見本を確認する必要があるなど、ユーザーにかかる負担は非常に大きいものがありました。そこで、今回のリニューアルでは加工位置、フォント、加工色を選択し易くするため、実際の加工位置や使用するフォント、加工色を見ながら必要情報を入力できるよう工夫しました。そして、業務効率化に向けて、各商品・加工処理方法ごとに価格表CSVを読み込み自動計算してくれる仕組みなどを実装し、見積作成を極力自動化することでスタッフ様にかかる負荷の軽減を目指しました。」と林氏はリニューアルのポイントを説明してくれた。

 こうした改善が奏功し、JETCHOPオンライン見積サイトでは、リニューアル前に比して、コンバージョンが2倍(スマートフォン経由に限っていえば3倍)にアップし、かつリスティング広告にかかる費用を半減しても、コンバージョン数はリニューアル前の2倍という高い実績に結びついたという。その実績が評価され、2017年版EC-CUBE秀逸事例大賞の「機能カスタマイズ部門」大賞を受賞するに至ったわけである。

モールでは実現できないサイト作りと、モール並みのユーザビリティの両立を目指す

モールでは実現できないサイト作りと、モール並みのユーザビリティの両立を目指す

 本店サイトにおいては、モールでは実現しにくいサイト作りを目指すべきであることは明らかであるが、しかしそれだけで充実した本店サイトになるというわけではなく、できるだけモールに近い"買いやすさ"の提供も不可欠だと林氏は言う。

 「モールはとにかく、ユーザーに対する利便性が高い次元で実現されています。支払い方法や商品の受け取り方法の多様化などです。多くのECユーザーは、そうした便利な買い方に慣れていますから、本店サイトにおいても、そうした利便性をできる限り網羅することも、成功には必要なポイントとなります。最近の傾向として、当社が実装をお勧めする機能は大きく2つあります。

 ひとつは、Amazon PayやRakuten Payなどの決済方法です。初めて買い物をするショップでは、クレジットカード情報などを登録することにセキュリティ面で不安を感じるユーザーは多く、そうした不安を払拭することは重要です。

 そしてもうひとつが、商品のお届け先を自宅以外(コンビニエンスストア、宅急便センター、ロッカー)に指定できるサービスです。ライフスタイルが大きく変わっている現代では、自宅で荷物を受け取ることが、時には不便になる場合もあり、好きな時に好きな場所で受け取りたいというニーズは高まっています。これまでは、こうした機能はモールでしか利用できませんでしたが、先日、ヤマト運輸さんと当社が連携して、"ヤマト運輸のEC自宅外受け取りプラグイン(EC-CUBE2系)"を開発し、リリースしました。ぜひ、こうした機能も本店サイトに取り入れていただき、サイトとしてのオリジナリティと、モール並みの利便性とを両立させていただきたいと思います。」

 競争の激しいEC市場だからこそ、ショップの個性が光るサイト作りは競争優位の源泉となり得るし、同時にユーザーの利便性をどれだけ取り入れているかも重要なキー・ファクターだとなる。そうした優位性の高い本店サイトを作りたいと思ったら、ぜひボクブロックに相談してみることをお勧めしたい。

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