データセクション株式会社と物流最適化の共同研究を開始

大和ハウスグループの株式会社フレームワークスは、データセクション株式会社(以下「データセクション」)と、AIを活用した物流最適化事業の立ち上げに向けた共同研究を開始することとなりました。

【1】プロジェクトの背景と目的
ECサイトの普及は消費者の生活利便性を飛躍的に向上させた一方で、多品種、小ロットによる短納期配送の実現を迫られるうえに、更なるコストの削減が求められるなど、物流業界は益々高度化・効率化が求められています。

このような状況に対応すべく、AIとデータを活用した物流領域の高度化・効率化を目指し、フレームワークスはデータセクションと共同研究を開始することとなりました。

先端デバイス活用により収集される様々な物流業務のビッグデータと各種のオープンデータを活用することで、属人業務を排除し、労働集約業務の効率化やロボットへの業務移管が可能となる状況を提供します。例えば、収集したビッグデータをAIが分析判断することにより、「需給予測」ではなく、より精度の高い「需給見込」を導きだし、最適な在庫配置、最適な人員配置、最適な配車、最適なラインコントロールを実現し低コスト、短納期でのサービス提供を可能とします。
 
データセクションのディープラーニング実用化実績、データ活用ノウハウと、フレームワークスの物流業務に関するノウハウを掛け合わせることにより、時代の変化とともに必要とされる次世代型物流事業の実現を目指してまいります。

【2】当社の目指す姿
当社は、創業以来ロジスティクスの領域に特化し、自社開発の物流センター管理システム(WMS)を中心としたITサービスとコンサルティングサービスで顧客企業の経営と現場業務を支援する仕組みを提供してきました。今回の協業によって、当社が現在開発中の「次世代ロジスティクスプラットフォーム(Connected Logistics)」の構築が加速されることとなり、蓄積されたデータの可視化・分析機能がより充実し、IoT時代のニーズに応じたソリューションとしてお客様にさらなる付加価値を提供していきます。

【3】データセクションの目指す姿
物流業務はあらゆる産業において不可欠な業務と考え、物流の領域での効率化を実現することで、世の中に広く貢献していくことを目指しています。まずは物流領域でのデータ化から開始し、最適化に取り組んでいきます。