越境ECを始めたい時、よく直面する問題Q&A
エスプールロジスティクスの陳カク如でございます。
越境ECを始めるとき、たくさんの不安や課題に直面する方は多くいらっしゃるかと思います。
今回は越境ECを始める際によく直面する下記について説明させていただきます。
Q1.どこから始める?
Q2.国内の取引と何が違う?
Q3.FBA納品のおすすめの配送方法は何ですか?
Q4.サイトの「返品、交換の注意事項」には何を記載すればいいの?
Q1、どこから始める?
まずは、ターゲットの設定から始めましょう!ターゲットの設定には三要素があります。「何」を「どこの国」の「誰」に売るのかを決めます。
ひとつめの「何」は商品について。
一番自信のある商品、日本で売れている物、差別化のある商品を選定するのがおすすめです。もしモールを使って出品する場合には、出品可否の事前確認も大事です。
ふたつめは「どこの国」を販売地域として選定するのか。
エリアではなく、「国単位」で考えましょう!商品の選定後、その商品を使う文化がある国、親日的な国や、文化が日本に近い国をターゲットにすれば、商売の可能性も高くなるでしょう。しかしながら、日本から輸出できないもの、相手国で輸入できないものがありますので、事前にチェックしないとトラブルに巻き込まれることになります。
最後は、「誰」に商品を売るのか。
国によって、たくさんの人種や文化が存在しますので、「誰に売るのか」を明確にイメージすることが重要です。性別、年齢、所得、宗教などをイメージして、販売相手を決めましょう!
Q2、国内の取引と何が違う?
国内の販売と違うところは、越境ECはあくまでも『貿易』だという点です。越境ECには貿易実務が発生しますし、法令や規則は国によって違うため、日本で通用していたものが海外で通用しない場合が多いです。
海外取引は運送方法、通関、輸出入法令、関税、決済通貨の問題を考慮しなければなりません。海外取引には輸入、税金、国際輸送運賃、海上保険など、さまざまな費用が発生します。
また、貿易面以外にも言語、文化の壁もあります。海外取引を円滑に進めるには、自社だけですべて賄うのはとても大変です。
Q3、FBA納品のおすすめの配送方法は何ですか?
海外へ出荷する場合、輸送方法は大きく下記の3つに分けられます。
1.船便
2.航空便
3.クーリエ(国際宅配便)
ただし、船便や航空便を使う場合、輸入後の現地の配送は別途で手配しなければなりません。
米国アマゾンに出品する場合、配送方法は直送とFBA(Fulfillment By Amazon)倉庫への納品の二つの方法があります。
出荷する際に、クーリエや国際郵便を利用すれば、現地での配送を手配する必要がないため、多くの出品者はクーリエや国際郵便を選択します。
しかし、FBA納品の場合注意をしなければならないのは、アマゾン出品者規約にもある「Amazonは輸入者にはならない」「関税を払い済みにして納品すること」の2点です。
輸入者を用意しなければならない点と、関税立替のサービスを提供しているという点から、輸送商品の内容によって最適なものが異なりますが、商品の荷物量が少なければ、クーリエの利用が一般的です。
もし輸入者がいない場合でも、弊社の「FBA発送代行サービス」を利用していただければ、輸入代行を含め、トータルでのサポートが可能です。
Q4、サイトの「返品、交換の注意事項」には何を記載すればいいの?
揉め事に巻き込まれないように、Return / Exchange Policyには返品、交換のルールを定めて、明記しておきましょう。
国際取引における返品、交換ルールは次のように定めていることが多いようです。
1.返品・交換はいかなる理由でも受けるが、未使用でオリジナルのパッケージがあるものに限ります。
2.その販売サイトで購入したことがわかる資料を貼り付けます。
3.破損など、販売側に原因がある場合の返品は、商品代金、もともとの手数料、輸入にかかった税金の一切、返品のための送料などのコストをすべてリファンドします。
4.リファンド方法も明示します。
5.返品・交換期間を明示します。一般的には届けられてから、3 ~ 6 か月以内で、それを過ぎると返品できません。
6.返品・交換センターへの返品ルール、配送会社を指定します。
7.コールセンターの所在、連絡方法、受付時間などを明示します。
以上のように海外取引を始めると様々な疑問が湧いてきます。
越境ECを行っている方の不安や不満を解消するために、弊社は「CLOSER」という越境ECサービスをご用意しております。興味をお持ちの方は、まず、弊社が主催している無料のセミナーへ是非一度ご参加ください。
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