台湾のお正月

陳 珏如(ちんかくじょ)

年菜 筆者の家族や親族が伯父宅に集まった今年の「圍爐」の際のお料理(年菜)

エスプールロジスティクスの陳カク如でございます。
日本の正月は新暦の一月ですが、台湾では旧暦の正月を過ごします。旧暦の正月は毎年違いますが、だいたい新暦の二月前後です。
台湾人にとって、旧正月は一年で一番大切な節句です。今回は、季節はずれのコラムになってしまいますが台湾の文化として、台湾の旧正月ではどんな料理を食べて、どんなことをするのか、台湾の大晦日と旧正月の行事についてご説明させていただきます。

旧正月の前の準備

旧正月を迎えるために、台湾人では一年間溜まった汚れやほこりをはらい、旧正月を迎える伝統があります。旧正月は親戚たちが家に遊びに来るので、綺麗に掃除しないとみっともないと思われることもあり、すみずみまで大掃除をします。

「除夕」(ツゥーシー/大晦日)の過ごし方

「除夕」は大晦日のことです。台湾人は大晦日に、「圍爐」(ウェイルー)を行います。「圍爐」とは家族団らんで晩ご飯を食べることです。日本の正月はおせち料理を食べますが、台湾の「圍爐」(ウェイルー)ではどんなものを食べるでしょう?

台湾のおせち料理は「年菜」(ネンサイ)と言います。普段食べている料理と似ていますが、いつもより豪華な上、必ず魚料理が出ます。それは「年年有餘」(ネンネンユウギョ)という伝統があるからです。「餘」は裕福で縁起が良い漢字とされており、「餘」と「魚」は同じ発音のため、毎年お金が残る・ゆとりのある生活ができるようにという願いを込めて、魚を食べる風習ができました。

ご飯の後、大人は子供たちにお年玉を配ります。そして家族で気軽なギャンブルをします。一番人気があるギャンブルはマージャンです。大人はマージャンで遊び、子供たちはお年玉を使って、トランプやサイコロのギャンブルをします。

旧正月の行事

旧正月の一日目は「初一」(ツーイー)、二日目は「初二」(ツーアー)と言います。「初一」は基本的に夫の実家で過ごしますが、「初二」は「回娘家」(フゥイニァンジァ)という伝統があり、既婚の女性は夫や子供と一緒に自分の実家に帰ります。

旧正月の期間に台湾人は「廟」(ミャオ/お寺) に参拝に行きます。日本の初詣と同様です。

台湾では旧正月に新しい服を着る習慣があり、人々は新しい服を着て、新しい一年を迎えます。また、赤い飾りを飾る風習もあります。例えば、家の入口に春聯(しゅんれん)を貼ります。春聯とは、赤い紙に縁起のいい言葉や対句を書いたものです。赤い飾りを飾る理由は昔の人が赤い服を着て、赤い飾りものを飾って、「年獣」(ねんじゅう/新年のモンスター)を追い払ったからです。

旧正月の禁忌

旧正月の禁忌春聯(しゅんれん)

旧正月には、いくつかの禁忌があります。この禁忌は破ると縁起が悪いと信じられています。

・旧正月の期間に刃物は使いません。
 刃物は凶器と見られ、縁起が悪いからです。
・ごみは「初五」(旧正月の五日目)まで捨ててはいけません。
 ゴミを捨てると一年の貧乏を招いてしまうからです。
・食器を割らないように注意します。
 食器が割れた場合、「円満を欠く」という意味で不吉です。万一食器などを割ってしまった場合、「歳歳平安」(スゥエイスゥエイピンアン/年々良くなりますように)というおまじないを唱えると、難を逃れると言われています。
・汚い言葉を使ってはいけません。
 旧正月の期間は不吉な言葉は一切禁止です。

以上が台湾の旧正月の紹介でございます。

台湾に関することにご興味をお持ちの方は、弊社の「CLOSER」ホームページに台湾に関するコラムを多数掲載していますので、是非ご覧ください。

その他にも様々な記事を掲載しており、無料登録をしていただけると、「越境EC用語辞典」や「世界のECサイト基本情報」なども利用、閲覧することができるようになります。興味をお持ちの方は是非、無料登録していただければ幸いです。


著者

陳 珏如(ちんかくじょ)

台湾出身で、大学は日本語を専攻し、大学院は経営学を専攻していました。
2018年3月にエスプールロジスティクスに入社し、経営統括本部に配属され、現在は越境ECの営業サポートを担当しています。常に好奇心を持ち、新しいことを知ろうとして、勉強し続けています。

越境ECならSPOOLにお任せ!
https://logi.spool.co.jp/lp4/
Twitter:@logi_kouhou