急な配送費値上げで物流会社を変更したいとお考えの方

松元 広宣

こんにちは!エスプールロジスティクスの松元です。
この3連休はインスタだの、フェイスブックなどリア充の方々を見ながら
どこにもいかず、家でマインドフルネスしておりました。

頭がスッキリしております!

さて、本題ですが、最近、弊社に物流委託先を変更したいというお声が増えてきております。
先月と比べると、約3倍になってきました。

理由としては、ヤマト運輸の配送費の値上げは10月からということで
大体的に報道されていますが、実は佐川急便も値上げしています!

しかも、8月に!!

ということで、今まで佐川急便が安いよね~ということで依頼していた物流会社から
急に「佐川急便が値上げになります」と言われる通販会社様が増えているようです。

値上げ幅が大きいこともあり物流会社を変えたいと考えている事業者様が多いそうです。

物流会社を選定する上では値上がり幅を少しでも小さくしたいと考えている会社様が多いようですが
配送費の他にも選定ポイントがあります。

①配送会社の総量規制の対象になっていないか
②人手不足に困っていないか(採用能力、教育スキームを持っているか)

ひとつずつ説明していきます。


①配送会社の総量規制の対象になっていないか
ヤマト運輸が増え続ける宅配量に対して、物流会社に集荷をしませんという通達をだしています。
そのため、見積りをもらって、いざ決めたとしても、いきなりトラブルに巻き込まれる可能性があります。
それとなく、「配送会社さんの集荷って大丈夫でしょうか?」というのを聞いてみることをお勧めします。


②人手不足に困っていないか(採用能力、教育スキームを持っているか)
物量が増えてくると当然、人を増やして対応しなければいけません。
自社で物流スタッフを増やすか、派遣スタッフを増やすか。

当然、派遣スタッフを増やせばコストアップになるため、たくさん呼べません。
単純にタウンワークなどで広告を出しても簡単に人が採用できるご時世ではありません。

どうやって人を採用していくか、物量が増えた時にどうやって対応するかを聞いてみてください。

当然、相見積りを取ると思いますが、あまりにも【安い】また、【費用の項目抜けがある】
など不自然な見積りだった場合にはやめたほうがいいと思います。

提示された物流費が安いということは、物流会社からすると売上が少ないということなので
薄利多売となります。

最悪、委託先の物流会社が倒産するということもありますので、強気の値下げ交渉はおすすめいたしません。


以上のように、かかるコストだけに焦点を当てて、選定をするとすぐに移転をするということになってしまいます。
委託先の物流会社がどんなビジョンを持って、業務を行っているかをヒアリングしていただければ、より良いアウトソーシング先が
見つかるのではないでしょうか。

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著者

松元 広宣 (matsumoto hironobu)

通販企業様の物流立上を経験し、
コスト削減から業務フローの改善等、課題の解決を経験。
立上時には、弊社運営のシェア―ドセンターにおいて、保管、発送代行のみならず、各種流通加工、受注管理、
カスタマー業務等、フィルフィルメントサービスを提供。
成長期~成熟期には、自社専用センター構築支援、運営代行、コンサルティングサービスを提供します。
また、海外進出支援も積極的に行い、企業の売上増、競争力強化に寄与します。