ニューバランス、オムニチャネル強化にYappliでアプリ

ECのミカタ編集部

 ファストメディア株式会社が提供するクラウド型アプリプラットフォーム「Yappli」は、株式会社ニューバランスアスレチックスの公式アプリの提供を開始した。今回は、アプリ化の目的とYappliの魅力について迫る。

ユーザーの集客を目的にアプリ化を実現

ユーザーの集客を目的にアプリ化を実現

 ニューバランスは、10月に北海道初の直営店「ニューバランス札幌」、11月5日には東京・原宿に日本初のグローバル旗艦店をオープンするなど店舗出店を積極的に行っている。そういった中で、O2O、オムニチャネルの中心的な顧客接点として公式アプリをリリースした。

 公式アプリでは、キャンペーン、特集コンテンツ、最新ニュースはもちろんのこと、GPSを利用し現在地から近い直営店・ファクトリーストアを距離別に探すことができる。ニューバランスでは今後このアプリを起点に、直営店・ファクトリーストアへの集客とECへの送客を両立して展開していく構えだ。なお、公式アプリのリリースを記念し、直営店・ECで利用できる限定のクーポンを配信する。

 ただし、公式アプリはニューバランスアスレチックスの直営店アプリとなっており、卸先のショップ情報、セール情報などは配信されない。

国内トップ企業に採用「Yappli」の特徴

 ファストメディアが提供する「Yappli」は、スマートフォン時代に適応するクラウド型アプリ開発プラットフォームとして、日本ロレアル、ヤフー、新生銀行、ライトオンなど多くの国内トップ企業に採用されている。

 「Yappli」の特徴として、充実したテンプレートの中から、分かりやすいUIを持った機能を選択するだけでネイティブアプリを作成することができるという、導入の簡単さが挙げられる。最短1か月でアプリのストア公開が可能で、公開後もマニュアル不要の管理画面からドラッグ&ドロップするだけでiPhone、Androidのアプリを更新することができる。

 また、簡単に導入できるだけでなく機能も充実しており、「プッシュ通知」や「ジオプッシュ」、「クーポン」、「GPS店舗サーチ」など販促・集客に役立つアプリならではの機能が揃っている。さらに、ユーザーのアプリ閲覧状況やエリア情報、クーポン利用回数から問い合わせ回数まで詳細な利用者分析をすることも可能だ。

 近頃は、スマートフォン対策やオムニチャネル戦略としてアプリを活用する実店舗・EC店舗が増加している。実際、店舗からの情報発信は、メールよりもアプリ経由の方が開封率も反応も良いという結果も出ているようだ。ただ従来、アプリ開発には時間も費用もかかるという課題があったが、「Yappli」ではこの点を解決している。それが、大手から中小まで幅広い企業での導入につながっているのだろう。


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