ヤマトが優良事業者賞受賞 モーダルシフトとは何か

ECのミカタ編集部

 ヤマトホールディングス株式会社傘下のヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)とヤマトロジスティクス株式会社(以下、ヤマトロジスティクス)は、一般社団法人 日本物流団体連合会主催「第14回モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」において、北海道発神奈川県行き荷物のモーダルシフト拡大の取り組みが評価され、「モーダルシフト取り組み優良事業者賞(新規開拓部門)」を受賞した。

EC業界も無視できない環境問題、ヤマトの取り組みとは

 モーダルシフトとは何か。これは、幹線輸送をトラックなどからより環境負荷の少ない鉄道輸送などへ転換し、CO2排出量の削減や物流の効率化を目指す取り組みのことをいう。

 そして「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」とは、モーダルシフト促進に関して物流事業者の意識を高めるため、モーダルシフトを積極的に推進している物流事業者を表彰する制度であり、14回目の開催となる今回は、ヤマト運輸とヤマトロジスティクスが評価された。

 具体的に、ヤマトグループは「ネコロジー」を合言葉に環境を意識した事業活動に取り組んでおり、特にCO2削減の取り組みとして幹線輸送に鉄道などを利用するモーダルシフトなどを全社で推進している。

運送スキームのイメージ図

 今回評価の対象となった、両社による北海道発神奈川県行き荷物のモーダルシフト拡大の取り組みでは、上図のように、インバウンド需要等で取り扱いが増えている北海道の銘菓を本州各地の国際線空港免税店や催事場へ輸送する際に、従来はトラックでの輸送であったが、鉄道や船舶へ切り替えることで年間約285tのCO2削減を成功させた。

 鉄道や船舶への切り替えについては、札幌市内のYLCロジスティクスセンターで物量や配達日時などの出荷情報に応じて、事前に輸送手配を行える多様な輸送スキームを構築したために実現できたことである。

 思えば、ヤマト運輸は市バスを利用して配達を行う「客貨混載」の取り組みも北海道や宮崎県などで積極的に行っている。こうした取り組みは、地方創生を意識したサービスというだけではなく、トラックの走行距離が1日約60km削減されているためCO2排出量の低減にもなっている。

 ヤマトグループは、こうした様々な角度からの取り組みで環境問題解決へ貢献している。EC業界が成長し続けているからこそ、ECとは切っても切り離せない物流の課題は早急に解決していかなければならない。今後、環境問題に対してどのように取り組めるかが、ヤマトグループのみならず物流業界全体の力の見せ所となりそうだ。

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