SNS上で買い物が完結。時代に合った決済「Links」

ECのミカタ編集部

 SNSの利用が目立つ現代では、ECや実店舗の情報をSNSで受け取るユーザーが増加傾向にある。以前まではEメールで情報を受け取っていたものの、時代のニーズに合わせて変化していっているのだ。

 さらに、SNS上でショッピングから決済まで完結するサービスも続々登場している。今回は、リンク型決済機能「Links(リンクス)」について紹介する。

コミュニケーションツール上で商品が購入できる

コミュニケーションツール上で商品が購入できる

 日本および東南アジアでオンライン決済サービスを展開するOmise Holdings Pte.,Ltd.は、SNSやメッセージングアプリ上で商品を販売するソーシャルコマースやBtoBビジネスに最適なリンク型決済機能「Links(リンクス)」の提供を開始した。

 Linksは、自社ウェブサイトを持たずとも、Omise Payment商用環境アカウントを持つ店舗ならば、固有のURLをメール、メッセージングアプリやSNSでユーザーに送るだけでクレジットカードの支払いを受け付けることができる。チャット型のカスタマーサポートや個人の嗜好に合わせたレコメンド機能といった購買促進機能と併せてLinksを活用することで、ユーザーはECサイトを介さずに様々なコミュニケーションツール上で商品の購入まで完結できるようになる。

 Omise Paymentとは、EC事業者向けオンライン決済サービスである。ウェブサイトやスマートフォンアプリに数行のコードを埋め込むだけで導入できるだけでなく、初期費用や固定費用をかけずにクレジットカード決済機能を利用することができる。利用可能国は、日本とタイ、インドネシア等の東南アジア地域。また、アジアでの事業拡大時も、現地の主要決済手段を最短2日のオンライン審査で導入することができる。

 ユーザーのクレジットカード情報は、Omise Paymentが提供するPCI-DSSに完全準拠したセキュアで安全な決済環境内で処理されるため、加盟店はクレジットカード情報の伝送、処理、保管といった機密情報取扱のリスクを持たずに利用が可能だ。なお、Linksで支払われた課金はOmise Payment管理画面に集約されるため、ECサイト経由の課金同様に、ワンクリック返金やCSVレポート作成など経理作業での簡便化にもなる。

SPIKEチャットペイもSNS上でショッピングが完結

 株式会社メタップスのグループ会社である株式会社SPIKEペイメントも、メッセージングアプリ上でオンラインショッピングが行える「SPIKEチャットペイ」を提供している。SPIKEチャットペイとは、ユーザーがLINE等の自動応答によるメッセージのやりとりにより、簡単に買い物ができるサービスだ。さらに、企業がもつユーザー情報と連携させることにより、メッセージングアプリ上でクレジットカード決済を行うことが可能。このSNS上で決済まで完結できる利便性は、既に一定の評価を得ているようだ。

→「SPIKEチャットペイ」の初導入先は?

 以前まではクレジットカード決済の情報は、Eメールで送ることが主流であった。しかし、現代はSNSの利便性の高まりと共に、Eメールを確認しない人も増加しているようだ。そういった中、利用が増加しているSNSを通して情報を発信することで、ユーザーが重要な情報を見逃すことを防ぐことができる。LinksやSPIKEチャットペイのようなSNS上での決済は、多くのユーザーニーズががあることが予想誰、今後、新たな決済方法として存在感を増しそうだ。


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