【SLIコネクト開催】SLI検索エンジン導入企業が語ったこと②

ECのミカタ編集部

 ニュージーランドを代表するIT企業であり、ECの分野において世界中に検索エンジンのソリューションを提供しているSLIシステムズ(以下、SLI)は、現状の報告や新サービスなどを発表するべく、「SLI CONNECT」と題したセミナーをニュージーランド大使館で行った。

 この「SLI CONNECT」について、全3回に分けて連載していく。当記事では、SLIの検索エンジンを実際に導入している国内企業による導入事例を紹介したい。

【SLIコネクト開催】SLIの検索システムが世界に選ばれる理由①
https://www.ecnomikata.com/ecnews/12643/

第二部:インフォマークス株式会社『検索窓のレベルUPは当たり前、求めらるのは新のおもてなし』

インフォマークス株式会社 楡井 康哲氏

 まずインフォマークス株式会社 楡井 康哲氏が登壇し、パソコンのパーツ専門店「ツクモ」の導入事例を紹介した。1996年3月にECを始め、EC売上が年商100億円を超える規模にまで拡大しているツクモは、実店舗からの「検索エンジンが使いにくい」という要望に対し、まだ日本での導入実績がなかったSLIのソリューションをいち早く取り入れた。

 その結果、ツクモの検索エンジンは改善し、購入者が目的の商品へと辿り着きやすくなったため売上にも良い影響が出た。しかし重要なのは、検索エンジンの改善がツクモにとってはレベルアップなのかもしれないが、お客様にとっては“当たり前”になっただけということだ。

 “当たり前”とはなにか。それは、私達が日々利用しているGoogleの検索エンジンのことである。Googleは、私達が“当たり前”のレベルとして認識している検索エンジンであり、ECサイトに求められるのはGoogle以上の検索結果を表示する検索エンジンなのだ。

 ツクモの場合、商品を探すために検索されるワードが一部のマニアにしかわからないようなワードであることが多い。そういった購入者が望むワードが、検索した際に的確に表示されなければ購入者の購買意欲は低下してしまう。

 だからこそ、Googleと同じレベルの検索エンジンはもはや当たり前であり、Google以上の検索結果を表示しなければベネフィットを提供できない。これがお客様に対する気遣いであり、実店舗では当たり前のようにやっていることなのだ。

 そして、ただ検索エンジンを導入すれば良いというわけではない。楡井氏は、いかに検索エンジンを活かせるECサイトに仕上げられるかが売上拡大のためには重要だと語る。自社ECサイト内の検索結果をGoogleと比較し調査すること、自社ECサイトを検索されやすい仕様にすることで、今後ECサイトに求められてくる“新のおもてなし”に近づけるかもしれない。

第二部:株式会社CURUCURU『売上約180%向上。SLIを選んだポイント』

株式会社CURUCURU 清水大輔氏

 次に登壇したのは、株式会社CURUCURU(以下、CURUCURU) 清水大輔氏。清水氏は、自社が複数展開するゴルフ商品ECサイトの検索課題を解決するためになぜSLIを選んだのかを語った。ちなみにCURUCURUのECサイトは、日本の女性ゴルファーの20人に1人が利用している。

 SLIの検索エンジンを利用するまで、CURUCURUは「検索キーワードを含む商品全てが検索されてしまう」「一文字異なるだけで0件ヒットになってしまう」というような課題を抱えており、これが顧客のサイト離脱の原因となっていた。

選定ポイント

 そこで、検索エンジンの技術を高めようと考えたときに、検索精度の向上、検索利用者のCVRの向上、導入コストなどを重視して探したところ、SLIに辿り付いたとのことだ。また実際に導入にかかった期間は約2ヶ月と、他社と比べても非常にスムーズに検索エンジンを導入できたことも利点となった。

 そして結果的に導入前後で、サイト内検索からのCVRは約200%向上、サイト内検索からの売上は約180%向上し、検索利用者数が増加、サイト内検索からのコンバージョン率・売上が大幅に伸びた。

 CURUCURUは今後、UIをより見やすく改善し、より詳細な絞込み条件の設定や効果の高い検索ワードの検出と対応を実現させていくとのことだ。

第二部:Hamee株式会社『コスト減で効率的な業務を実現。世界からのサポートで安心営業』

Hamee株式会社 八木 豪氏

 第二部の最後に登壇したのは、Hamee株式会社(以下、Hamee) 八木 豪氏だ。Hameeは、スマートフォングッズを販売するECサイト「Hamee ストラップヤ」を独自ドメインでの本店サイトはもちろん各モールでも展開しており、その中でも本店サイトにてSLIの検索エンジンを導入している。

 導入のきっかけは、2014年頃にHameeの本店サイトにおけるSEOオーガニックからの流入・売上が落ちていたときにSLIから声をかけられたことだ。Hameeは、SLIがデザインやカスタマイズもある程度金額内で対応してくれること、システムにAIを活用していることに注目し、国内で2番目にSLIの検索エンジンを導入した。

 しかしHameeの感想としては、導入してからのCVRは特に変わらず、売上の変化もなかったとのこと。ただ、ページのメンテナンスコストは大幅に下げることができた。売上は上がらずとも、費用を下げられるということはECサイトにとって大きい。結果、15店ほど展開している「Hamee ストラップヤ」の中でも、SLIの検索エンジンを導入している本店サイトの検索窓が一番優れているのだとか。

 またSLIの検索エンジンは、メンテナンスや細かな設定をしなくとも勝手に新商品などを更新してくれるため、とにかく手間が省けるといったメリットもある。更に、営業時間外にトラブルが発生した場合であっても、SLIだからこそ実現できる全世界からのサポート体制は心強い。

 Hameeは今後も課題は山積としながらも、SLIの豊富なソリューションを用いて解決していきたいとのことだ。

 このようにしてSLIの検索ソリューションは、ある種、独自ドメインの可能性を最大化する役割を担っているのかもしれない。次回掲載予定の記事では、SLIが明らかにした新サービスの詳細や今後の改善点について紹介していきたい。

記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事

コメント

コメントを書くには、会員登録が必要です。
既に会員の方はログインしてください。
まだ登録をされていない方は、「新規会員登録」より登録を行ってください。
新規会員登録