メルカリの海外展開、イギリスでサービスを正式に開始

ECのミカタ編集部

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)が運営する「メルカリ」は、2017年3月15日(現地時間)よりイギリスにてメルカリのサービスをiOSとAndroidで正式に開始した。

日米合計6,000万ダウンロードを記録

 2013年の7月に日本でサービスを開始した「メルカリ」は、2014年9月にアメリカでもサービスを開始し、2016年12月には日米合計6,000万ダウンロード(日本4,000万、アメリカ2,000万)を突破した。

 さらに、2016年には海外2拠点目となるイギリスにて「Mercari Europe」を設立し、今回、正式にサービスを開始することとなった。
今後は、イギリス以外のヨーロッパへの展開も視野に入れているとのことだ。なお、メルカリ代表取締役社長 山田進太郎氏とMercari Europe CEO 伊藤錬氏のコメントは以下の通り。

【メルカリ代表取締役社長 山田進太郎氏】
「2017年3月15日、イギリスでフリマアプリ"メルカリ"を正式にリリースいたしました。このような発表ができることを大変嬉しく思うとともに、日本、アメリカ、そしてイギリスでメルカリを応援いただいている皆様に感謝申し上げます。メルカリには、"新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る"というミッションがあります。このミッション実現のため、イギリスを皮切りにヨーロッパを始めとした他諸国へも進出し、世界中でよりたくさんの人に使われるサービス作りを本気で目指していきます。」

【Mercari Europe CEO 伊藤錬氏】
「日米で愛されているフリマアプリ”メルカリ”を、イギリスの皆様にもお届けできることになりました。メルカリは、スマートフォン向けのアプリを通じて、商品の出品を劇的に容易にし、幅広い品揃えと魅力的な価格で個人間の商品売買に革命を起こしてきました。同時に、クオリティーの高いカスタマーサポートを提供することで、安心・安全なショッピング体験を皆様にお届けしていきます。」

メルカリの勢い「CtoC事業の発展」「海外展開」

 海外展開を拡大している「メルカリ」だが、日本においての勢いも止まらない。先月、「スマオク」を運営するザワット株式会社(以下、ザワット)の発行済全株式を取得し、完全子会社した。この「スマオク」とは、中古のブランド品や世界でも人気を集めるアニメグッズの売買が世界中でできるオークファン&フリマアプリである。今後のCtoC事業のさらなる発展・拡大に取り組むため、ザワットをメルカリグループに迎え入れたそうだ。

 フリマアプリとして、圧倒的な人気を誇る「メルカリ」。おそらく、その理由は、アプリやWebサイトで簡単に出品できることや、自宅に居ながらも商品を出荷・発送できるなど利便性の高さが関係していることだろう。今後も日本におけるCtoC市場の発展・海外展開と共に、これまで以上に、利便性の高い新たなサービスの開始が期待できる。それに伴い、「メルカリ」の人気も全世界に拡大していくのではないだろうか。

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