アマゾンが専用通貨「アマゾンコイン」の提供を開始

今なら最大20%お得、Kindle Fireユーザーには特典も

アマゾン・ジャパン(Amazon.co.jp)は、2014年8月26日から、Amazon Androidアプリストアで使える専用通貨「Amazonコイン」のサービス提供を開始したことを発表した。今のところおもにゲーム対象だが、いずれは仮想通貨としての拡大を狙う可能性もあり得るのか?

Amazonコインは、500円、1000円、2500円、5000円、10000円の5種類がある。今年5月からアマゾン・アメリカで開始された「Amazonコイン」の日本版が、いよいよ日本にも上陸した形だ。現在キャンペーン中で、2014年9月8日 23:59(日本時間)までは、Amazonコインでアプリやアプリ内課金アイテムを買うと、クレジットカードやAmazonギフト券で買うよりも最大20%お得となる。
また、Kindle Fireタブレットシリーズを保有しているユーザーには、自動的に500 Amazonコイン(500円相当)がプレゼントされる。認知度を高めるためであることは言うまでもない。
近日中には、Amazonコインの購入以外にも、特典対象のアプリをダウンロードした際や、特定のゲームのレベルをクリアした際などに、Amazonコインを獲得することができるようになるそうだ。

なお、キャンペーンが終わっても、通常最大で10%お得になるという。購入したAmazonコインはアカウントにすぐ登録され、有効期限はない。

ビデオゲーム市場に参入するアマゾン

Amazonコインの目的は何だろうか? 破綻したビットコインのように仮想通貨を目指すのか? しかし、アマゾンにはすでにAmazonギフト券がある。これはすでに一種の仮想通貨のようなものだ。また、Amazonコインをアマゾン全体で通貨化したら、Amazonギフト券とのすみ分けも難しくなる。
将来的にアマゾンのサービス全体へ拡大したり、何らかの形で「ポイント」のようにリンクさせていく可能性もないことはないが、当面は「ゲーム用」と見てよいだろう。

米アマゾンは8月25日、ライブストリームビデオゲームサイトのTwitchを現金9億7000万ドルで買収する計画を発表した。提供開始してまだ間もない「Amazon Prime Instant Video」ストリーミングサービスで同業界大手のNetflixに対抗し、動画ストリーミングサービスの拡大につなげるのが目的だ。

アマゾンのビデオゲーム参入は本気だ。次は新ゲームサービスの開発、お得なAmazonコインによるユーザー層の獲得へ動くと思われる

アマゾン・ジャパンの動きも、こうしたアマゾンの戦略の一部を担うものだろう。